日本弁護士連合会主催の「防犯カメラと冤罪―監視社会を考える」に参加 

Enseki-news 号外-010 20171115
2017年11月15日
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日本弁護士連合会主催の「防犯カメラと冤罪―監視社会を考える」に参加 

 日本弁護士連合会主催の「防犯カメラと冤罪―監視社会を考える」に、弁護士の久保豊年先生と参加。東京で事件報告等して参りました。私と家内は、前日の6日、東京に入りましたが、折からトランプ米大統領が来日中で、東京駅を始め、東京都心部は、ものものしい警備体制の中にありました。トランプさんは、翌11月7日(火)の、私達の交流会当日には、次の訪問国、韓国へ向かいました。それにしても、トランプさんは、私と同じ犬年生まれのケンジン会(犬人会←私のジョークです)で、71歳。うらやましい程元気です。私も、まだまだ元気で頑張らなければ・・・と思います。


シンポジウムプログラム

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シンポジウムプログラム

会場は、東京千代田区霞が関の弁護士会館でしたが、ここは、その昔、徳川八代将軍吉宗の時代、大岡越前守の屋敷跡だそうで、名奉行に思いを馳せながら、弁護士会館の広い階段を2階へと上がりました。会場には、会員・研究者・マスコミ・一般の参加者およそ70人の来場者と、15の弁護士会と、テレビ会議の接続をしての交流会でした。司会は、全国冤罪事件弁護団連絡協議会委員の泉澤章先生と、全国冤罪事件弁護団連絡協議会座長の今村核先生でした。今村先生は、NHKテレビの特別番組で、困難な冤罪事件に取り組む弁護士として、その生きざまが紹介されました。私も見て感動しましたが、多くの方々に注目されている先生で、心強いばかりです。

 私の事件は、3つの冤罪事件報告の最初の報告となりました。私は、「防犯カメラと冤罪―監視社会を考える」というテーマについて、最も大事な事は、「防犯カメラの映像は、科学的に分析・解析をして、公正・中立に検証する事が大前提」で、私のケースは、「刑事のずさんな判断や、私を犯人に仕立て上げる為に都合の良いほんの一部だけを見て、こじつけ、常識ではありえない、乱暴で無茶苦茶な濡れ衣を着せられたものであった事」を報告しました。

 とにかく、防犯カメラの映像は荒いものであっても、私が66,600円を封筒から抜き出している映像は全くない事。持ったとされた封筒にも、私の指紋がついていない事。左手で左胸のポケットに金をねじ込んだとしたシャツには、ポケットがない事が、防犯カメラの映像で確認できた事等々を報告しました。

( 報告の詳細は 下記 広島銀行大河支店窃盗誤認事件 報告資料 をクリックしてください。)

 
広島銀行大河支店窃盗誤認事件 報告資料

 ところで「江戸と背中を見て死にたい」という言葉があります。昔は、多くの人が、江戸の都を見ることもなく死んでいましたので、こんな言葉が生まれたのでしょう。私ども夫婦も、もう東京に行く事もないだろうと思い、このチャンスに、当世、東京のシンボルとなったスカイツリーに上りました。また、11月7日(火)は立冬で、冬の始め・・・

   スカイツリーに雲行く秋を惜しみけり     ひろし
   紫に明けし帝都の冬はじめ          ひろし

※ 旧暦の暦を見ると11月20日(月)が旧の亥(い)の子(こ)餅、炉開きとあります。いよいよ、冬の寒さへ向かいます。我が家もこたつ・あんかなど冬の暖房器具を出しました。寒さに負けずご自愛下さい。

                                                 煙石 博

みなさん 逆転無罪判決 ご支援ありがとうございました。
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2017年11月15日