冤罪を雛に託せる流し雛

2015年3月28日  冤罪を雛に託せる流し雛

  3月14日の「箏・三絃・尺八演奏会」の時、緋毛氈を敷いたステージの上手には、見事な雛の段飾りが、演奏会の雰囲気を盛り上げていました。主催者の奥様が、ひな祭り文化普及協会の代表をされているそうで、日本の伝統文化の一つ、和の心を受け継いできた3月3日のひな祭りを国民の祝日にできないものかと、運動を展開していらっしゃるそうです。
また、芸術性の高い雛人形は海外でも大変注目されているという事で、ひな祭りを広島での恒例行事、観光イベントとして提案されてもいます。
全国各地のお雛様の名品の数々を美術館等に飾れば、国内外からの観光客を誘致できて、産業振興にも役立つことになるでしょうというものですが、賛同の輪が広がるといいですね。
ところで雛飾りは、娘の婚期がどうのこうのと、3月3日が過ぎると、そそくさと納めますが、せっかくの雛飾り、少しでも長く飾っておきたいものです。
ならば、旧暦の3月3日の節句まで飾っておけば…。
旧暦では、今はまだ2月。今年の旧暦の桃の節句は、4月21日(火)です。その頃、桃の花も盛りとなりましょう。

灯を消せば温き囁き雛(ひいな)の間  ひろし
灯を消すなここに冤罪まとふ雛 ひろし

2015年3月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : meguhoka