嘆きの桜

2015.4.10  嘆きの桜

 理不尽な冤罪が身に降りかかり、家族も巻き込んでの地獄の日々が続いていますが、多くの皆様にも、ご迷惑・ご心配をおかけし続けております。申し訳ありません。私の信用・信頼を始め、人権も人生も失ってから、3年目となりましたが、短いような…長いような鬱々とした刻が過ぎていきます。
そんな私にも、今年も桜の季節が巡ってきましたが、それにしても、今年の広島の桜は、極めて悪いタイミングでの、連日の雨と風で、誠にあっけなく散っていきました。これほど無残な花見時は、記憶にもない様な気がします。
ところで、広島の花見どころというと、比治山がそのひとつですが、我が家から近いこともあり、昔から、桜時分には、大概この山を訪ねております。想えば、今では町中の小高いこの山も、広島の歴史の中に姿を変えられながらも残ってきたもののひとつで、様々な話が詰まっています。
遡れば、比治山は、広島湾に浮かぶ島のひとつでした。その昔、毛利氏は、この比治山に広島城を築こうと思っていたとか・・・。しかし、時の太閤秀吉、豊臣秀吉は、自給自足も出来、強固な島城になる事を恐れて、「平地に築城せよ」と意見したので、毛利氏は干潟を埋め立てて、今の場所に平城の広島城を築いたと言う説もあると、「広島郷土誌談」に書かれているのを昔読んだ事がありました。
更に遡ると、比治山には縄文後期の貝塚や、土器、石器が何ケ所か出土していて、そんな広島の歴史も刻んでいます・・・。
それにしても、今年の桜は、本当にあっけなく散っていきましたが、咲いた桜も、私には今年も、嘆きの桜でした…。

私の拙い句です。

花吹雪く我へ嘆きのシンフォニー   ひろし
悲願一心桜吹雪の中に佇ち      ひろし

2015年4月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : meguhoka