近況のご報告

2017年4月1日           近況のご報告 

最高裁で、無罪判決が出て日々過ごすうち、ほっとする間もなく、あれやこれや、やらなければならない事の整理などに追われています。そんな中で、大変嬉しい事は、近所や街で、昔のように笑顔で会釈して下さる方が少しずつ戻って来つつある事に安堵しております。中には、普通の挨拶だけでなく、「大変だったですね。」とか「ご苦労様でした。」あるいは「よかったですね。」と、ねぎらって下さる方もおられます。ただ「よかったですね。おめでとうございます。」と言われると、もともと私は、お金を盗っていないのですから、無罪で当たり前なのに・・・と、複雑な思いがしています。とにもかくにも「何はともあれ、ほっとしました。」というのが本音です。辛く長い4年5か月でした。今年は、やっと、私の心にも桜が咲いてくれそうです。

桜と言うと、広島の桜の名所のひとつに、比治山(虎が伏せているような形なので、昔は
臥(が)虎山(こざん)とも言われていました。)があります。その昔は、広島湾に浮かぶ小さな島でしたが、江戸時代より、広島の発展と共に埋め立てられて、今では市街地に珍しい小山となって、春は桜、夏は緑、秋は紅葉の、市民の憩いの場にもなっています。

もともと広島は、太田川デルタを埋め立てながら発展してきた町で、川の多い街です。今は、6つの川(昔は7つの川の時もあり、8つの川の時もあり・・・)が流れる水の都でもあります。川が多いという事は、当然、橋も多い訳ですが、川の名、橋の名で、私が好きなのは、風情ある京橋川と、それにかかる柳橋と鶴見橋です。そんな想いを、私が演歌の歌詞に綴ったのが、『比治山慕情』です。広島の比治山と、京橋川にかかる鶴見橋・柳橋の春・夏・秋と、愛しながら添えなかった青春時代の哀しく切ない恋の歌です。
歌は新宅未奈子さんです。

『比治山慕情』のカラオケが入っているお店で、よかったら歌ってやって下さい。聞くだけでも観るだけでも結構です。リクエストよろしくお願い致します。

    雪冤(せつえん)の落花は眩(まぶ)し惜しみなく   ひろし

煙石 博

2017年4月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien