2019年1月17日    真実は正義の剣黄水仙   ひろし

2019年1月17日    真実は正義の剣黄水仙   ひろし

 1月12日の新聞に、うっかりすると見落としてしまいそうな記事でしたが、最高裁判事に草野氏~という記事が目に留まり、その中に「政府は、11日午前の閣議で、来月(2月)6日に定年退官する鬼丸かおる・最高裁判事の後任に・・・草野耕一弁護士を起用する人事を決めた・・・」という記事が目に入りました。
鬼丸かおる裁判長というと、忘れる事の出来ない御名前・・・。2017年3月10日最高裁の法廷で私に、日本の司法では奇跡と言われてもよい、正しい無罪判決を下して下さった裁判官です。
 私も、自らの、悲惨な冤罪体験によって知る事になりましたが、日本の司法では、逮捕起訴されると、その後の裁判で、有罪率99.9%という絶望的な現状の中にあって、(これは絶対にありえない事ですし、昔から、その問題点を諸外国からも指摘されている)私の冤罪を正しく理解し、逆転無罪の正しい裁きをして下さいました。
 日本の司法は、最初から有罪ありきで、初めから有罪という答えに向けて、無理やり、強引な犯行ストーリーを作り上げて行くといってもいいでしょう。つまり、有罪率99.9%という数字は、冤罪の屍累々の上を踏み越え、神仏の前でも、非情にも、しかも涼しい顔をして、恥ずかしい裁きを続けているというものがたくさんあるという証でもあると思います。
 そんな絶望的な司法の現状の中で、鬼丸裁判長は、私の冤罪を正しく理解されて「広島地裁・広島高裁の、懲役1年執行猶予3年という有罪判決を認めると、著しく正義に反するので・・・無罪!!」という、日本の今の司法では、大変に勇気のある正しい判決を下して下さいました。本当に有難い事でした。神様・仏様・鬼丸かおる裁判長様。以下、無罪判決を受けた当時のブログの一部を紹介します。

【2017.3.18    最高裁傍聴席 『いー1』に 二度座った男】より
2月17日の最高裁弁論から3週間後の3月10日、新幹線で東京に向かう途中、車窓から雪をかぶったとても美しい富士山が見えました。いい判決がでますようにと祈りながら仰ぎ見る富士山へ、「白さも白し富士の白雪、私は無罪。」と心の中で幾度もつぶやきました。~~。
 再びの最高裁・・・第二小法廷に入り、弁論の時と同じく、最前列の「いー1」番の席に座りました・・・。
15時、鬼丸かおる裁判長を含め、4名の裁判官が入廷、この時、鬼丸裁判長の表情と雰囲気が、前回の弁論の時の固い雰囲気とは違い、柔和で温かいと感じて、「これは・・・無罪・・・判決・・・か」と、息を殺して裁判長を見つめながら、「私は本当にお金を盗っていないのですから、無罪・・・しか・・・ありません。」と念じ続けました。
「主文 原判決及び第1審判決を破棄する。被告人は無罪。」と言われた瞬間、「そうです、そうです。正しい判断です。」と心の中で繰り返していました。2012年10月11日に止まったままの、私の人生の時計が、再び動き始めた瞬間でした。~~。

そんな、鬼丸かおる裁判長の定年退官を知らされる記事でしたが、定年退官されるという事で、めでたく、嬉しい気持ちは当然ですが、一方で、もっともっと、絶望的だと言われる司法裁判にあって、司法の基本ポリシーと聞いた「正義と真実の女神」の矢を射て頂きたいという思いを抱きました。

   葉牡丹の天に授かる日の恵み    ひろし

動画投稿サイト「Youtube」に「1番だけが知っている」の煙石事件の投稿があり、多くの方々から関心が寄せられています。

        ( ↓ ↓ 画像をクリックすると動画サイトへ移動します。↓ ↓ )

           
           

 
 
ご覧になって、もっと多くの方々に見て頂いて拡散下されば幸いです。
私の事件は、私だけの問題ではありません。私のような被害者が、私の後に出ない為にも、一人でも多くの皆様に真実を知って頂きたいと思っています。  
                                          煙石 博                   

2019年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien