2019.7.1       煙石事件がテレビ放映されました

2019.6.30       煙石事件がテレビ放映されました

東日本大震災の数年前からですが、日本の春夏秋冬、四季の移り変わりが、壊れてしまった様に尋常ではなくなり、自然の移ろいが、キバをむいた様に、乱暴で、怒りをもっている様な・・・そんな1年1年が続いて来たように思います。

今年も、春からこれまでの気候を振り返ってみますと、俳句の季語で表現すれば、菜の花が咲く頃に天気がぐずつく「菜種梅雨」らしき天候もなく、その後も、同じ様に天気がぐずつく事を表現した季語、筍の生える頃の雨「筍梅雨(たけのこづゆ)」、茅萱(ちがや)の穂がほぐれて絮(わた)状になる頃の雨催い「茅花(つばな)流し」や、卯の花を腐らせるかの様に降る雨「卯の花腐(くた)し」らしき気象現象も見られなかった様です。

私のメモを改めてめくってみると、春先から4月、さらに5月の始めまで、雨がかなり少なくて、5月半ばに、いきなり全国的猛暑に襲われ、5月25日には、3日連続猛暑日続出と記していました。新聞の記事を調べますと、広島でも各地で30度を超えましたが、「全国の観測地点の半数近い425地点で30度以上の真夏日を記録。34都道府県の128地点で、5月としての過去最高気温を更新した」とあります。さらに、日本一高温だったのは、北海道サロマ町で、39.5度と、驚く様な事がありました。

その後、5月27日から翌日は、集中豪雨の様な雨が降り、一気に肌寒い位の気温になったと、私のメモにありました。

春先からの少雨で、水不足にならなければと思ったりもしましたが、雨に関して見れば、最近は、降り始めると、いきなりの豪雨に見舞われたり、自然は、優しさを失って、猛威として私共に向かって来ている様に見えます。

ところで、このブログを書いている今(6月29日)、ヨーロッパでは記録的な猛暑になっていて、スペイン・イタリア・ドイツ等でも、熱中症で倒れたり、死者も出たようで、フランスでは、45.9度と、観測史上最高の気温も記録したようです。

どうも、自然の猛威は、自然だけのしわざではなく、人間のしわざも原因となっている・・・地球的規模での問題も憂慮されるところです。

私共は、都市化と共に季節感が薄れてきたとはいえ、知らないうちに、自然な日本の四季を体で記憶していて、無意識のうちに順応して生きて来たのではないかとも思いますが、このところの異常気象は、それを超えて尋常ではないように思います。

そんな訳で、若い人はともかく、私共は、知らないうちに健康のバランスが危うくなっていたり、フラストレーションがたまっていたり、何らかの影響を受けていて、私もそうですが、知らないうちに、そんな疲れやストレスを背負っているのではないかと思います。くれぐれも、体調等にも改めて気を配って、お体ご自愛下さい。ともかくも、今年の梅雨は、暴れ梅雨にはなりません様、願うばかりです。

ところで、私の冤罪については、以前、TBSの「一番だけが知っている」で取りあげられましたが、去る6月10日(月)に、テレビ東京で「0.1%の奇跡!逆転無罪ミステリー」という、冤罪の現状を訴え、それに警鐘を鳴らそうという番組が、沢山の冤罪がある中から、私の冤罪など4件の例を取り上げて放映されました。しかし、中国地方にネット局がない為、広島での放送はありませんでした。ただ、広島のどこかのローカル局が手を挙げれば、広島での放送も可能なようですが・・・今の所、その状況は、わかりません。

私の所に関東や九州で視聴された方から感想が届きましたので、2~3紹介します。

〇テレ東で、煙石冤罪事件の再現番組を拝見、警察や司法の杜撰な実態をよくまとめていました。(Aさん)

〇昨夜、「逆転無罪~」を視聴しました。煙チャンの声と姿は、ありのままの好感度の高い紳士然と映っていました。しかし、4年半の苦労を伝えるには、再現ドラマが10分位では足りなさすぎました。でも、ストーリーは理解でき、参加者も感動の声をあげていました。こちらの友も視聴してくれたと思います。会って感想を聞くのが楽しみです。(Bさん)

〇テレビ番組、拝見しました。いずれ劣らず、歯ぎしりを禁じえない日本の司法のやり方、今も改まらない現状を、急ぎ現代国家にふさわしいものに変えようという知識人、学者、国民も含めての機運は高まらないのでしょうか。『明日は我が身』何時、誰に襲ってくるかわからないおそろしい運命の戯に、一生台無しにされてよいものでしょうか。救われた人達は、ほんのほんの、一握り。煙石さんの事件も思い起こす度、他人事とは思えず、先日も当時の胸中を思い出しました。

先日のテレビのように、メディアが何度もオンエアーなり、執筆するなりして、世論に強く訴え続けねば、今の日本全く頼りになりませんね。ほんのわずか「0.1%の奇跡」と言う程の逆転無罪率、本当にこのままでよいと誰が思うでしょう。私共は、煙石さんの冤罪事件を忘れる事はありません!

一方的で高圧的な取り調べの野蛮さ、『疑わしきは罰せず』は、彼らの頭には、ひとかけらもあるとは思えません。過日、新聞で、取り調べが可視化したという見出しを見て、読んでみると、まだまだ限られたものばかり。懲りず、不当取り調べの理不尽を訴え続けてまいりましょう!!(Cさん)

テレビを視聴して下さった皆様、ありがとうございました。

それにしても、自然も異常ですが、最近の日本社会も異常な事が多い・・・。「よくもあんな事を・・・」という信じられない、残忍な事件や悲惨な事故が次々と起き、本当に気が重くなります。何はともあれ、おん身ご大切になさって頂きます様にと思います。

梅雨寒し痴漢冤罪事件事故      ひろし

枝豆やひとまず畳む世事俗塵     ひろし

煙石 博

2019年7月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien