煙石博のブログ

煙石博さんはある日突然に謂われなき罪に問われ、苦しんでいます
この苦しみは彼一人だけではなく、家族の皆さんも地獄の苦しみを
味わっています
このブログでは、その時々の彼の思いを綴っています

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テレビ東京系列全国ネットで煙石事件が放送されます

2019.6.7   テレビ東京系列全国ネットで煙石事件が放送されます

○番組名:0.1%の奇跡!逆転無罪ミステリー   テレビ東京、番組HPはコチラ

○放送日時:2019年6月10日(月)18:55~21:00
※冒頭のコーナー(18:55~20:00の間)で登場する予定です。(10分程度)

○放送エリア:テレビ東京系列全国ネット(北海道・関東・名古屋・大阪・せとうち・福岡)で、放送局名は、テレビ東京・テレビ大阪・BBCびわ湖放送・奈良テレビ・WTV・テレビ愛知・ぎふチャン・TVh・TVQ九州放送・TSCテレビせとうち等です。

現状、広島での放送は無さそう…いずれ、広島で放送される可能性があるかも・・・。

※念のため、各エリア・各放送局の当日の番組表を確認して下さい。

○番組内容

日本では起訴されると99.9%が有罪に!これは世界的に見ても驚くべき数字となっており、日本は「起訴されたらほぼ有罪」と考えられている。そんな中、0.1%の人は奇跡的に無罪に!それは一体どんな人物で、どんな手法で逆転無罪になったのか。起訴されながらも無罪を勝ち取った“0.1%の奇跡”を臨場感あふれる再現ドラマと関係者インタビューで見せていく。被告人となった人物の無罪を証明していく中で、科学的事実を立証し、矛盾や盲点を突く。

そこで見つけた新事実の発見。謎解きの要素を加えた、まさにヒューマンサスペンス劇場型の番組!「飲み会で口ゲンカしただけなのに…殺人罪で13年の服役」など…。あなたもいつ“何もしていないのに犯罪者扱いされるかもしれない”誰の身にも起こりうる冤罪被害を未然に防ぐため、視聴者も知りたい“冤罪を防ぐ方法”も紹介!

○出演者【MC】田村淳(ロンドンブーツ1号2号)・【アシスタント】福田典子(テレビ東京アナウンサー)・【ゲスト】東国原英夫、野々村友紀子、向井慧(パンサー)、須田亜香里(SKE48) ・【専門家】若狭勝(元東京地検特捜部副部長/現弁護士)、八代英輝(元裁判官/現弁護士)、市川寛(元検事/現弁護士)

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煙石 博のコメント
いつもご支援ありがとうございます。 テレビ東京の上記番組の、冤罪事例の一つに、私の事件が取り上げられ、弁護士さんと私が取材に協力しました。出来上がった物を、現時点で、私はまだ見ていませんので、どの様な仕上がりかわかりませんが、多くの皆様に見て頂きたいので、上記の放送エリア内の、お知り合いに広めて頂ければと思います。

◎私の身に降りかかった冤罪事件は、私だけの問題ではなく、同じパターンでこれがなされると、一般市民の誰でもが、いくらでも私の様な被害にあってしまうという、そら恐ろしさを抱いております。私の後に、似た様な被害者が出て、自白したり、示談したりして人生を失い、泣き寝入りをする事が無いように切に願うばかりです。

煙石 博

2019年6月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien

頼もしき草木の勢い風薫る・・・の時節

2019.5.12  頼もしき草木の勢い風薫る・・・の時節

  こんな事があってはいけない、明日はわが身と、私の冤罪事件のご支援を頂いた皆様がお元気でいらっしゃることを心より念じております。私も皆様のご支援のお陰で、”カラ”元気ではありますが、何とか元気に過ごしております。

 この時節、草木の緑が、いよいよ増して行くのがわかる毎日ですが、私が心がけている事の一つに、花のあるなしに関わらず、とにかく勢いのある草木を切り取って、いくつかの花瓶にさして部屋に置く事にしています。その部屋に入ると、空気がとても心地のよいものになっている様な気がします。

身に覚えのない冤罪の濡れ衣を着せられて、私は、広島県警南警察署に、28日間不当な勾留をされましたが、その留置場は、コンクリートの打ち抜きで、外の見える窓はなく、うす暗く、不気味で狭い、不快きわまりない部屋でした。房では、毛布1枚と、一巻のトイレットペーパーだけを与えられ、机もなく、他の物も何もありません。その留置場の1か所にある、私らを監視する警務員数人分の机にも、一輪の花も植物もなく、殺風景で冷たい空気の中にありました。

そこでは名前を呼ばれる事はなく、番号で呼ばれましたが、私は、「13号」と呼ばれていました。房は、1号から、6か7号位まであって、4は縁起が良い数字ではないからでしょうか、欠番で、その代わり、独居房の13号があてられ、その後、5号、6号と続いていました。

 この房で地獄の日々を送った後、やっとの思いで我が家に帰った時、心身共に力尽きて、疲労困憊の状態にあったわが身にとって、大変、心癒された事がありました。

 早朝、我が家の猫額の庭に出ましたら、そこが、みずみずしい空気に包まれている事に気づき、草木が出している生気を感じて、思わず、何度も深呼吸をした事です・・・。空気がとてもおいしいのです。 草木が、授かった命を、懸命に生きんとして、逞しいエネルギーを吐き出している事を実感しました。

 おかしいと思われるかも知れませんが、そういえば、小学生の時、植物は、炭酸同化作用をしていて、空気をきれいにしてくれるのだと習ったことを思い出しました。当たり前ではありますが、そんな理屈で納得・・・。

 その事がきっかけで、生け花ではありませんが、実験的に、部屋に、椿の枝や、道の辺のよもぎ、南天の枝など、元気、生気がみなぎっている植物を切って、いくつかの花瓶に投げ入れて部屋に置いています。

 1~2時間もすると、部屋の空気が、スッキリ、きれいになったような気がします。感じで表現するのはむつかしいのですが、部屋の空気が、浄化されて、みずみずしく、生き生きした気に満ちている様に思います。植物の生きんとする力強いエネルギーが放出されている様な…。毎日、水切りをしてやると、何日も頑張ってくれます。

 日本人が作り出したものに、世界に誇る生け花の文化がありますが、これは、花を見て、視覚で愉しむだけでなく、生け花の花材が、部屋の空気も浄化して、人間の健康にも役立つものだと思ったりもします。

 以前より、森林浴(フィトンチッド)が健康に良いと言われて盛んですが、道の辺のよもぎや、椿の枝などを部屋に取り込む事でも、手軽に、そんな恩恵を授かる事ができるのではないかと思います。草木の勢い・・・負けずに頑張らなければと、励まされます。

     総身を風に曝(さら)せる新樹かな    ひろし

     懐(ふところ)は程よく貧し小判草    ひろし

小 判 草
講談社「山野草たちの歳時記」より

煙石 博

 

2019年5月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien

松橋(まつばせ)事件に思う・・・冤罪は人災・・・

2019年4月16日 松橋(まつばせ)事件に思う・・・冤罪は人災・・・

憂慮  日本の司法の有罪率99.9%には多くの冤罪が含まれています

上告してから2年5か月、最高裁の、殆ど無いという逆転無罪判決『広島地裁・広島高裁の有罪判決を認めると、著しく正義に反するので・・・無罪!!』を受けるまで、正しかるべき警察、司法が、正常に働いていない事を身をもって体験した私ですが、この3月末に、熊本地裁で、これも、本当に数少ない再審無罪が確定した松橋事件・・・宮田さんが無罪になって、本当に良かったとは思います。

しかし、冤罪被害者の宮田さんは、殺人を犯していないのに、警察による、取り調べではない無茶苦茶な自白の強要によって、論理的にも筋の通らない不自然な犯行ストーリーをでっち上げられて、殺人犯とされました。しかも、「シャツの左袖の一部を切り取って小刀に巻いて犯行に及んだ後に、燃やしたというでっち上げの自白調書そのままに殺人犯にされました。(後に、燃やしたというシャツの袖が隠されていた事や、小刀の刃の形状と遺体の傷も合わない事も判明。)

そして懲役13年、悔しさと怒りと絶望の日々を送り、服役後、冤罪を晴らすべく長い闘いを続けられたものですが、すでに宮田さんは、85歳で、認知症等の影響があり、ほぼ寝たきりの状態。もはや自ら言葉を発する事も出来なくなっています。 ・・・何とも言葉もありません。

やっと無罪が確定したと言っても、宮田さんが失った人生は戻らないし、取り返しはつきません。まさに悲劇です。どうして早く公正な、正常な裁きがなされなかったのか・・・あまりにもひどすぎます。それまでの警察、司法の在り方に怒りを覚えるばかりです。

私が体験した冤罪も悲劇で、冤罪を生み出したパターンは共通しています。(正しかるべき警察・司法が、不誠実で、公平・公正なやり方をしていません。)

私の場合の例をいくつか挙げてみます

① 私には、置き忘れられたとする封筒から、66,600円を盗る動機がありませんのに・・・。

② 防犯カメラに私が封筒からお金を抜き出す映像が無いばかりか、封筒を手にしている映像も無く、封筒には私の指紋はついていませんのに・・・。そして広島高裁では、私が封筒に触れていないという鑑定書を提出したのに・・・。

③ 仮に、お金を盗ろうとすれば、まず、封筒を手にして中を覗き、お金が入っているのを確認しなければ、お金を盗ろうとはしないのに、そんな映像は、防犯カメラの映像にはありません。

④ 「左手で左胸のポケットにお金をねじ込んだ」という、刑事が作った奇妙な犯行ストーリーを正当化する為に、家から押収したシャツの中の2枚を、3人の刑事が相談し、私の目の前で、ポケットのあるシャツを証拠としてとり上げましたが、実は、少し後に、当日、私は左胸にポケットの無いシャツを着ていた事がわかりました。

⑤ しかも、自白させる為に見せた、防犯カメラの映像の中に、左胸の近くに、一瞬、軽く左手をあてた様な奇妙なワンカットがありましたが、(しかし、その前後に、封筒からお金を抜き出したりしている様なシーンは全くありません。)その時、着ていたのは、ポケットの無いシャツだったのです。しかも、シャツの左胸に、そのワンカットだけ、うっすら黒い線が入っていて、刑事は「ポケットに金をねじ込んだ為に出来た影」と、自白を迫りました。映像を見たあるプロカメラマンは、偽造された形跡が感じられると言っていました。

結局、裁判では、私がどうやって金を抜き、どこに金を入れたかにも全くふれないで、金を盗った証拠がないのに、「記帳台の上面に触れたのは煙石だけだから、盗ったと推認」して有罪にされました。 (これもあってはいけない裁きです)

裁判の基本は、「疑わしきは罰せず」と思っておりましたが、その基本を全く逸脱して、私の場合は、「疑わしくもないのに」窃盗犯にでっちあげられたものです。(これは9回にわたる街頭行動でも、市民の皆様に訴えた内容のひとつです。)

私の冤罪事件は、殺人冤罪ではなく、66,600円の窃盗事件でしたが、同じ様に、失った人権、人生は戻って来ません。冤罪で失ったものはあまりに大きいのです。

私は、警察に逮捕され、窃盗の容疑者としてマスコミに報道された時点で、人権も人生もすべて失い、大変な絶望の淵に突き落とされました。・・・しかし、この冤罪事件に巻き込まれた為、私から去っていった知人や友人も多い中で、私の無実を信じて「それはおかしいじゃないか。そんな事はありえない。」と、ご支援下さった沢山の皆様のお陰で無罪を勝ちとる事ができました。ありがとうございました。 また、裁判で無罪を勝ちとった後も、私の人権復活の為に、陰ながらご支援下さっている皆様にも感謝しております。

私の冤罪の悲劇をくり返さない為にも、私の事件の真実を、クチコミで広げて頂ければなぁと思います。

蒲公英(たんぽぽ)の群るるは強し陽を浴びて       ひろし

青嵐(あおあらし)樹々一山(いちざん)の押し問答     ひろし

煙石 博

2019年4月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien

白雲自ら去来す(はくうん おのずから きょらいす)

2019年3月10日   白雲自ら去来す(はくうん おのずから きょらいす)

私もこの歳になって人生を振り返ってみますと、はるかに遠霞む人生色々が、走馬燈のように、あれこれ浮かんでは消えていきます。

そんな中に、私が高校生の時、もう半世紀以上も昔の話になりますが…NHKの全国高校放送コンテストのアナウンス部門で上位入賞をした思い出があります。実は、このコンテストに参加するため、東京へ向かう前、放送部の先輩のお父様であった、お坊様から頂いたのが、「白雲自ら去来す」という言葉でした。

若かった私に、「雲が次から次へと湧き起こり去来しても、山は元の姿のままそこにあるように、堂々とやりなさい。煩悩や妄想の雲に惑わされる事はありません…。その時は曇っていても、天の雲は必ず晴れる時がきます。天雲に惑わされず、一心に、一生懸命にやりなさい。結果は後についてきます。」と、教えて下さり、この言葉を心に秘めて、東京(千代田公会堂)での全国大会に臨んだことでした。この言葉は、私の心の中に生涯焼き付き、苦悩の時や、逆境の時、思い浮かべる言葉の一つとなりました。

そういえば、人生の晩年、私には何の非も無いのに、信じられない冤罪が降りかかり苦しめられましたが、地獄の長い日々を辛抱強く闘う事ができましたのも、まさに「白雲自ら去来す」の教えの通りでした。

思えば最高裁に上告してから2年5か月…広島本通りでの9回にわたる街頭活動は、私が定年まで勤めたRCCのOBの皆様方や、私の友人、知人、有志の皆様のご支援を頂いての街頭での訴え、さらに、最高裁への署名活動では、1万人にも及ぶ支援の輪を広げて下さった皆様のお陰で、無罪を勝ちとる事ができました。

最高裁で逆転無罪を勝ちとったのが3月10日。…あれから2年になりました。

多くの皆様のお力を頂いての必死の闘いでしたが、私の事件に関して、警察、検察、裁判官が間違っているというクチコミの力が、最高裁に届いたものと思います。 ご支援下さった皆様、本当にありがとうございました。私の後に私の様な冤罪の被害者が、一人でも出ない事をひたすら願うばかりです。

私は、私のこの忌まわしい冤罪体験から、物事を性善説で見る事が少なくなり、悲しい事ですが、性悪説で見る事が多くなりました。

訴えます‼

逮捕、起訴されると、99.9%有罪という日本の司法の有罪率は大問題です。 その中には、たくさんの冤罪が含まれているという事は間違いないと思います。日本の警察をはじめ、司法に関わる皆様に、神様仏様の前でも恥ずかしくない仕事をして頂きたいと強く願います。また、政治家の先生方にも、超党派で、冤罪の被害者が、一人でも少なくなるよう働きかけて頂けないものかと思います。

ところで、「白雲(はくうん)自(おのずか)ら(ら)去(きょ)来(らい)す(す)」については、後に、「青山元不動 白雲自去来」(白雲(はくうん)は自ら(おのずから)去来(きょらい)するも、青山(せいざん)は元(も)と(と)不動なり)という禅語がある事を知りました。

この言葉は、山岡鉄舟作と伝えられる歌に「晴れてよし曇りてもよし富士の山 もとの姿は変わらざりけり」(富士山に様々な形の雲がかかり、時には全山を厚く覆い隠す事もあるが、雲が去ってみると、いささかも変わりない。)という歌がある事も知り、先程の「青山元不動~」を、この山岡鉄舟の富士山の歌に重ねてみると…本当に凄い人物は、どんな時、どんな事が起ころうとも、あたかも富士山が雲の去来にかかわらず、泰然として少しも動じないのと同じように、逆境にあっても、その志は揺るぐことはない、というような深いところにも考えが及んで…。思いを更に深くしました。

※山岡鉄舟→幕末・明治の政治家。無刀流開祖。剣術に優れ、禅を修行、書をよくした。戊辰戦争の際、西郷隆盛を説き、勝海舟との会談を成立させ、江戸無血開城に尽くした。のち明治天皇の侍従などをつとめる。…おまけ…明治8年4月4日、山岡鉄舟を介して、巷で評判の木村屋のあんぱんを献上。明治天皇があんぱんを食べ終えた後、「引き続き納めるように」と、ひとこと言い残したと伝えられています。

散りて尚命は燃ゆる椿の緋   ひろし

覆水の返らざるまま春の水   ひろし

煙石 博

2019年3月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien

光の春 ~あれから2年~

2019年2月17日         光の春 ~あれから2年~

 寒暖の差が激しく、定まり無き天気が続き、寒さはまだまだですが、2月の立春から3月のお彼岸の頃に向けては、「光の春」と言われもして、寒さの中にも間違いなく日々、日の光に力がこもり始めて、空が明るくなっていきます。これからの、この時期の身の周りをしっかり観察してみると、川の流れに映る日のさんざめきや、鉛の如しと言われる冬の雲が、ちぎれ雲となって、明るい空を流れていたり、草木の蕾がすでに膨らみ始めているのに気付く筈です。

 こうした光の春の中で、自然からの力や、希望がみなぎり始めているのに気付くと、命の喜びを感じる事も出来ると思います。

       菜の花や遊ぶ綿雲ちぎれ雲     ひろし

 そういえば、2年前に、私が忌まわしい冤罪の裁判で、最高裁・逆転無罪の判決を勝ちとり、ひとまず、大きな荷物を下ろす事が出来たのもそんな光の春の時期・・・3月10日でしたが、最高裁無罪判決の前の月、2月17日(金)に、最高裁での弁論というのがあり、上京しています。その時の私のブログを見てみると

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2017年2月20日      東京に春一番が吹いた日 最高裁へ無罪を願う‼

2月17日(金)

 有り難い事、厳しい寒さが緩み、テレビで、東京に春一番が吹いたと伝えていたこの日。 最高裁前は、ことさら風が強く、ネクタイがあおられて肩に吹き上げられるくらいの強風。ネクタイを戻して、背広のボタンをかけて押さえながら、正門へと向かう。あとでテレビニュースで見ると、ネクタイがかなり片方に寄っていたのは、そのせいだったのだ。白髪交じりの頭髪も乱れていた。しかし、暖かくなったお陰で、傍聴に来て下さった方々も寒い目にあわなくて良かった。 11時過ぎた頃から、一般の傍聴希望者が並び始めて、44名を超えたので、抽選となった。

 1時半開廷。久保弁護士は、「~社会的立場があり、現金500万円を払い戻すために銀行に行っていた煙石被告には、わずか6万円余りの為に、犯罪を犯す動機は皆無だ。」「煙石被告は無罪である。」と弁論。 一方、検察官は、「防犯カメラの画像は不鮮明で、封筒から現金を抜き盗ったと断定することは困難だが、被害者が離れたのちに記帳台に近づいたのは、煙石被告しかいない。」として、「上告は棄却されるべきだ。」と弁論。

 その後、司法記者クラブで、記者会見に臨んだ。はじめに私が、「私は無実です」の思いを21分あまり話した。久々に現役時代の緊張感を覚えたが、私の思いの丈を淡々と話す事ができた…と思う。次に久保弁護士が今日の弁論の内容をわかりやすく話され、記者の質問に、今の司法の問題点も指摘しておられた。

 帰りの列車の中で、「テレビを見た。」という電話やメールを次々と頂く。とにかく、重い荷物を背負って、一つの峠を越えたような安堵感を覚えた。

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と記しています。

 思えば、私は、66600円を盗ってもいないのに、防犯カメラの映像に盗った映像も無いし、盗った証拠も無いのに、さらに、持ったと決めつけられた封筒に私の指紋もついていないのに、2012年10月11日に逮捕されてから、2017年3月10日までの4年5ケ月の苦しい闘いの末、やっとの思いで無罪になりました。しかし、世の中には、多くの冤罪がある事を知り、冤罪で長く苦しんでいらっしゃる方の記事などを目にしますと気分が重く、中には不当判決を受けて服役した後、尚、身の潔白を訴え続けて苦しんでいらっしゃる方も沢山おられ、やりきれない思いです。冤罪大国日本の悲惨な現実・・・どうにかならないものでしょうか。

 ところで、昨年の秋、広島で久しぶりに日本作詞家協会の集まりがあり、懇親会で私の隣に座られた女性(生前の星野哲郎先生をご存じの方でしたが)が、「今の世の中は、悪い人が悪い事をしやすい世の中になってしまって悲しいですね。」と言われた事が、さすが、作詞家の目から見た的確な世相表現だと思い、とても心に残りました。

       白梅に酌むや偽りなき友と       ひろし

       黄の花の増え行くもまた春と知り    ひろし

煙石 博    

2019年2月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien