テレビ視聴ありがとうございました

2018年1月16日  テレビ視聴ありがとうございました

新年早々に、テレビ視聴のお願いをし、申し訳ありませんでした。
広島県の「防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン」については、県民の意見を募集している事を新聞で知り、そのガイドライン案を読みましたら、私の冤罪被害の埋火(うずみび)に(まだ埋火(うずみび)にはなってはいないが・・・)再び火がつき、怒りの思いと、私の後に私のような被害者が出てはいけないという思いから、被害者としての思いを込めて意見書を作成して、去年の暮れに広島県に提出しました。この意見書については、煙石ニュースの号外012(2017.12.27)の通り、私のホームページに掲載しています。再度ご覧頂ければと思います。

 年が明けて、RCCニュース6より、広島県の防犯カメラのガイドライン策定について、取材依頼がありましたので、1月9日(火)にVTR取材を受けましたら、1月12日(金)18:15~のニュース6で、放送されました。ただ、放送された私の部分は、他にも多くの事を話したうちの、ソフトな表現の一部分が放送されていましたので、私の思いが充分伝わったかどうか・・・。 ご覧下さった方から、感想や意見を頂きありがとうございました。

今後、ガイドラインがどうなるか注目していますが、私の場合は、刑事らによって、防犯カメラの映像を悪用され、犯人に仕立てあげられたのですから、最も大切な事は、防犯カメラの映像の扱い方です。
防犯カメラの映像は、科学的な分析・解析と、公正・中立な検証がなされる事を大前提とするべきである事と、防犯カメラの映像が刑事の側に都合のよいストーリーの補完に利用されないように、慎重に運用を監視する第三者機関も必要だと提言しています。

 広島県に提出した意見記入用紙の最初の意見内容を下記の通り、改めて掲載します。

意見内容
 私は2017年3月10日に最高裁判所で逆転無罪判決を受けた者です。私は「防犯カメラに証拠が映っている。」と言われて、防犯カメラの映像を見せる事なく逮捕され、犯人に仕立てあげられました。
 私はお金を盗っていないと主張して4年6カ月、家族なども巻き込んで人生を失い、本当に苦しい目にあいました。私の身に起こった事は、このままでは誰の身にも起こりうることで、「私のような被害者が私の後に出ないように」と強く願い、意見を述べさせていただきます。詳しい事は別紙をご覧下さい。

※別紙 煙石ニュースの号外012(2017.12.27)はこちら → 「Enseki-news 号外-012

 

    寒菊や今逆境に耐へて咲く   ひろし
                                煙石 博

2018年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien

迎春   雪冤の柏手(かしわで)高く初御空(はつみそら)

2018年1月5日  迎春 雪冤の柏手(かしわで)高く初御空(はつみそら)   ひろし

皆様のご支援のお陰で、昨年3月10日に最高裁で、逆転無罪判決を頂きました。
年賀状では、多くの方からねぎらいの添え書きを頂き感謝しています。添え書きの一部を紹介します。

〇無罪報道、TVで知って、大変嬉しく、感動しました。改めておめでとうございます。
〇長期の苦悩と闘い、そして勝利、掛ける言葉が見つかりません。あの日、一番にS君から連絡があり、「ありがとう」のひと言でした。
〇真実を貫かれたお姿に感動し、嬉しく、涙しました。
〇大変でしたが、一本の道筋を作って下さり感謝です。
〇広島でのシンポジウム(周防監督などと出られた会)に母が行かせて頂きました。とても勉強になったと申しておりました。
〇煙石さんの無罪を墓前に報告しています。主人が生きていれば…と思いますが、本当に良かった!
〇本当におめでとうございました。 「冤罪の晴れて輝く大初日」
〇こういった経験をされた事を多くの人に知って頂きたいです。
〇無罪判決にホッとしました。辛い年月を過ごされた事に心から同情申し上げます。他にもおかしな司法判断が増えているようで、国全体のありようとして危惧しています。
〇北の地での生活も丸5年になります。正しいことに応援しています。
〇テレビも拝見。煙石さんの頑張りに涙が出ました。
〇長い間よく頑張られました。その社会的意義は大きかったと思います。

私の事件はこれで終わったわけではありません。
昨年10月13日には、中国地方弁護士大会で、「フェアな刑事手続きを目指して~人質司法と取り調べ・接見における問題点~」というシンポジウムに参加して私の体験等を話しました。
また、11月7日には東京での全国冤罪事件弁護団連絡協議会 第26回交流会 ~防犯カメラと冤罪―監視社会化を考える~に参加して、3名の冤罪被害者(私もその一人)と、それぞれの弁護士が、体験や問題点などを話しましたが、いずれも、日本の司法がフェアでない事と、最近は、防犯カメラによって、冤罪が増えている事が大きな問題になりつつあることを知りました。私の事件も、こんな不正義な事がある訳はないと思っていましたが、多くの人が知らないうちに、正義に反する様な事がまかり通り、ひそかに犠牲者が増えていて「あの人は、たまたま運が悪かったんだろう。」とか、他人事だとして、関わらないで見過ごされていくうちに、あってはならない事がまかり通ってきたものではないかと思います。

去年の12月2日(土)の毎日新聞で、広島県が防犯カメラの設置や運用に関して策定中のガイドライン案について、県民の意見を募集している事を知りましたので、私のような被害者を出さないようにと思い、勇気を出して、12月25日に、広島県に意見を提出させて頂きました。これについては、Enseki-news号外012をご覧下さい。
ルポライターの片岡健さんもEnseki-news号外012をご覧になって記事にして下さっています。
今年の私の年賀状を添付します。

謹賀新年
ご支援を頂いた皆様のお陰で、今年は平穏なお正月を迎える事ができ、心よりお礼を申し上げます。
思えば、家族も巻き添えにした地獄の5年間でした。そもそも、私はお金を盗ってもいないのに、「防犯カメラに証拠が映っている」等と言って逮捕され、証拠もない(私の指紋もついていないし、防犯カメラの映像にも、私がお金を盗っている映像は全くない)のに地裁で有罪。高裁では、専門会社の鑑定で、防犯カメラの映像から、私が封筒にさわっていない事を明らかにしたのに有罪という不当判決を受けました。
最高裁に上告し、昨年3月10日に逆転無罪の判決を勝ちとることができました。
今後は私の様な冤罪の被害で人生を失う人が出ない事を切に願いますが、その為に、私の事件の真実を一人でも多くの方に口コミで語り続けて頂く事も、冤罪被害の防止につながると思っております。**なお、「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」のメンバーが、私のホームページhttp://enseki. noor.jp/を作ってくれています。こちらをご覧頂くと、これまでの経過や真実をご理解頂けると思います。多くの皆様にご心配、ご支援を頂きながらお礼を尽くせない皆様も沢山あり、申し訳ないと思いつつお許しを請うばかりです。

神仏戻り賜ひし初詣    ひろし

真実は正義の剣黄水仙   ひろし

                                    煙石 博

2018年1月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien