2020.8.1 夏なのに、世の中まるで真冬…しかし、春の来ない冬は無い。頑張りましょう‼
コロナウイルス終息の頼みの綱とされるワクチンの開発状況も伝えられますが、見えない敵との闘いは、まだまだ続きそうです。しかも、「第2波」かも知れない、ここ最近の感染者増加や、感染しても無症状の場合がある事と、感染者が増えるにつれて、感染経路が追えないケースも増えている事に不安をかき立てられます。そうかと言って、ただ、怖い怖いと恐れているばかりでも不安がつのり、混乱は増すばかりです。
例えが良くありませんが、今、日本はコロナも含め、あれやこれやで、焼け付いた鉄板の上で不安と混乱の中にある様な…。特に、コロナの問題は、これは日本だけでなく、世界の多くの国々も同じ様な禍中にあるのですが…どこの国が、早く、この危機を乗り越えて行くか…。本当に、手に負えない困った疫病です。
そんな中で、身の周りの動・植物は、人間のコロナウイルス禍は、どこ吹く風…。今年も、近所の小さな空き地に種をまいたオオマツヨイグサ(大待宵草)が育って、7月から、毎日、たくさんの花を咲き継いでいます。
この
待宵の花や四弁の黄を命 ひろし
月細りゆくに咲き継ぐ月見草 ひろし
ところで、ここからは、話が少し飛躍して行きますが、恐れと不安と混乱の中で、これは以前から思っていた素朴な思いですが、日本では、昔から「幽霊」という存在が語られてきました。
しかし、今では、現代の科学で合理的に検証され、その存在は、昔ばなしや、百物語、講談に残されている怪談話の世界のものとなっています。また、「幽霊の正体見たり枯れ尾花(枯すすき)」という諺もあり、さらには、「脚下を照顧せよ」という言葉もあります。…ここは慌てふためいてはいけません、冷静でありたいもの…。
露草や脚下照顧の
「悟りは脚下にあり」と言いますし、「敵を知り己を知れば百戦
しかし、このブログ原稿を書いている7月24日の今、TVが、「コロナが蔓延して、非常事態に陥ったニューヨーク市が、無料で、徹底したPCR検査体制をつくり上げて、その危機を脱し、成功している」という事を、伝えています。日本も、良い例は早く取り入れても良いと思うのですが…このあと、どうなりましょうか。
これは、私の、さらなる願いで、不可能かもしれませんが、コロナウイルスの感染者かどうかを、瞬時に検査出来る、コストのかからぬ、簡易な「リトマス試験紙」の様なものが作れないものか…。そうすれば、見えないウイルスの不安から、かなり解放されて、日常生活を少しでも取り戻す事が出来るのではないか…と、思うこの頃です。
コロナ禍の距離置かさるる夏寒し ひろし
何もかも厳しき日々、呉々もお身体ご大切になさって、お元気でいらっしゃって下さい。
煙石 博