2023.1.1(旧暦12月10日)「うさぎの逆立ち(さかだち)で、耳が痛い。」

2023.1.1(旧暦12月10日)「うさぎの逆立ち(さかだち)で、耳が痛い。」

 今年は、うさぎ年。兎(うさぎ)は坂を上るのが得意で速(はや)いところから、もの事が良い条件に恵まれて、早く進む事をたとえて「兎の上(のぼ)り坂」と言う言葉があります。今年は、これにあやかって、良い年になって行きます様にと祈ります。蛇足ながら、反対に「兎の下り坂」と言う表現もある様で…。これは、兎は下り坂がにが手で、時に、あわてると勢い余って、転げ落ちる事もあるらしく、そうは、ありたくないものです。
「寝ていて転(ころ)んだためしなし…」とか言いますし、ここはおとなしく寝正月…。
     朝酒ののちは至福の寝正月     ひろし

 また、1月は、お酒を飲む機会が多く、私も「兎の逆立ちで…耳が痛い」ところですが、飲み過ぎない様、心がけたいと思います。

 ところで、年が改まったとは言え、新春、迎春、初春の様に、春を感じるには、まだまだ程遠いのが、今の新年です。
 しかし、今では旧正月と言われていますが、旧暦(明治まで使われて来た、月の満ち欠けと、太陽の動きから計算された、太陰太陽暦)の正月、この旧正月の頃には、意識していると、日差しが伸び始め、陽の光にも力が込もり始めて、何となく春へ向かっている事に気付かされます。  実は、この旧正月が、例年ですと、だいたい2月に入ってからですが、今年は1月22日(日)にあたり、過去十数年さかのぼってみても、最も早い日になっています。
つまり、寒さは別として、今年は、例年より、少し早く、光や、陽射し、日の長さに春を感じ始める事が出来るだろうと思います。お忙しい日々でしょうが、旧正月(今年は、1月22日)を意識されて、近づく春を体感されるのも、いかがでしょうか。


煙石 博
   

 年賀のご挨拶を添付致します。      

2022年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien