2020.1.1 明けましておめでとうがんす(おめでとうがんすとは言いません)

2020年1月1日 明けましておめでとうがんす(おめでとうがんすとは言いません)

 何がお目出たい訳でなくても、年が明けて2020年、「明けましておめでとうございます」と言うあいさつを交わします。只、今年2020年と言う年は、私共の世代にとって二回目の東京オリンピックに出会うと言う事を思うと、何となく心が昂り、いつもとは違うお正月の様な…今年は、そんなメモリアルイヤーでしょう。
 私が高校三年生の秋でした。日本で初めて開かれた東京オリンピックに感動したのは…ついこの間の事の様に思えますが、あれから56年、半世紀余りも経ち、私は白髪の高齢者になって仕舞いました。当時、私らとほぼ同世代の、舟木一夫君の「高校三年生」「学園広場」がヒットし、三波春夫さんが 🎶トトンと、トトンと、顔と顔~🎶 日本が平和で元気でした。当時の、東京のシンボルは東京タワー。今はスカイツリー。…様々な事が思い起こされ、感慨深いものがありますが、今の世、将来を憂慮する事、余りに多し…。

 思えば、私の人生も、それからが長く、がむしゃらに生きて、「人生イロイロ、タコの足しゃ~イボイボ…」で大変でしたが、今となっては、あれもこれも、過去は遠霞むセピアの記憶となりました。
 只、晩年、真面目に勤め上げた会社を、60歳で定年退職して、ほっとしたのもつかの間、近所のいつも利用していた銀行で、盗った証拠も無いのに、66,600円を盗ったとされ、とんでもないぬれ衣を着せられて、冤罪と言う不幸な、まさに悲劇に見舞われ、積み重ねて来たものを一気に失ってしまいました。
忘れる事の出来ない、2012年10月11日の朝、突然やって来た2人の警察官に逮捕された時、私は、私の人権や人生も一気に失って、時間が止まってしまいました。そして4年5カ月、家族と共に、まさに朝の来ない夜の状態…となり、こんな事は許されない、あってはならないと言う怒りと絶望の真っ暗なお正月を5たび経験しました。
私がこんな冤罪被害にあったという事は、日本が壊れて来た事を証明する事かも知れません。
 私の体験から、日本では、警察や司法が正しく機能していない事が多くあり、逮捕・起訴されると99.9%が有罪と言う理不尽な数字が、たくさんの冤罪を生んでいる証だと言う事を知りました。という事は、今この時も、朝の来ない夜の日々を過ごし、真っ暗なお正月を過ごしている方が多くいらっしゃると言う事で、本当に心が痛みます。私の場合、ご支援頂いた多くの皆様のお陰で、冤罪地獄から抜け出せましたが、それでも失ったものは返ってきませんし、悔しさと憤りは、死んでも消える事はありません。

 日本の警察・司法が、少しでも、いい方向、正しい方向に流れを変えて、冤罪を一人でも出さない様に、何とかして頂きたいと願うばかりです。私共も、そういう出来事に対して鈍感であってはいけないと思っています。

      去年今年(こぞことし) 川一筋に 貫けり      ひろし

迎えた2020年が皆様にとって良い年であります様お祈りします。            煙石 博

今年の私の年賀状を添付します

2020年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien