本通りでの、5回目の チラシ配布、署名の訴え を行いました

Enseki-news 047-20160611
2016年6月11日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です。

不当に逮捕されてから3年と8カ月が経過しています。
最高裁判所に上告してから1年と6ヵ月経過していますが、最高裁判所から連絡はありません。

本通りでの、5回目の チラシ配布、署名の訴え を行いました

日 時  6月5日(日)11:30~12:30 (集合 11:00)
     今後の行動日は、2か月に1回とし、日曜日に行うことにしました。
場 所  本通り 「叶や」の横の道路 本通り電停交差点
内 容  煙石博さん本人の訴え、チラシ配布と署名訴え            

 

20160605 hodouri-1 20160605 hodouri-3 20160605 hodouri-2

 

煙石博さんが不当に逮捕された日から3年8カ月が経っています。煙石博さんは広島市中区本通りの商店街で、「私は無実です」と、訴え、署名の協力をお願いしました。
この様子は、 
You Tube に UPしています。ご覧ください。
第5回 街頭行動 冤罪 私は無実です 逮捕されてから3年8カ月  2016年6月5日
https://youtu.be/_AN8RL0MYhk (←街頭行動の様子はこちら)      

当日は広島の夏祭り『とうかさん』とあって、『とうかさん』は別名「ゆかたの着始め祭り」としても有名であり、祭りの日を境に広島の街では艶やかな浴衣姿の女性が目に付くようになります。ゆかた姿の人が多く、街頭行動も5回目とあって、若い人の署名協力があり、なんと130筆の署名が寄せられました。

「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」の支援者が下記のように駆けつけました。
計 25名でした。 お疲れ様でした。

11:00 集合   11:10 打合せ   11:25 スタート 12:30 終了 。
チラシ配布 は 約1000枚でした。協力いただいた署名は130名でした。ありがとうございます。

 

2016年6月6日   5回目の街頭行動ありがとうございました。【 針槐(はりえんじゅ) 】
                                      (煙石ブログより)
5回目の街頭行動もお世話になりました。
日曜日であったのと、「とうかさん」のお祭り最終日で、本通りの人の流れも予想通り大変多く、いつもよりたくさんの皆さんに、私の理不尽な、あってはならない真実の訴えをする事ができました。お忙しい中かけつけて、チラシ配りや署名活動に汗を流して下さった皆様、本当にありがとうございました。申し訳ありませんでした。お礼を申し上げます。
今回は「とうかさん」にお参りするのでしょう、多くの浴衣姿の若い方達も、私のえん罪に関心を持って下さり、いつもよりたくさんの方に、チラシを受け取って頂き、署名も頂く事が出来ました。前日から気がかりだった雨が上がってくれたのも助かりました。

ところで、少し前に、一般に言われているアカシア(ニセアカシア・ハリエンジュ)の白い花を見かけました。昔はよく見かけましたが、近年は、このアカシアの木をあまり見かけなくなりました。
♪♪アカシヤの雨にうたれて~~♪♪
関口宏さんはTVでお見かけしますが、西田佐知子さん(さっちん)もお元気なんでしょうね・・・。

   アカシヤに雨濡(ぬ)れ衣(ぎぬ)を着せられて     ひろし
   吉報を願ふ日長く五月闇(さつきやみ)        ひろし                   

煙石 博

 

『 冤罪FILE NO .25 』を紹介します。

広島で痴漢と巻き込まれた憲法学者の飯島滋明教授の『 痴漢冤罪特集 巻き込まれた憲法学者 飯島滋明教授
が激白!』が掲載された『 冤罪FILE NO .25 』を紹介します。

s_enzai file 25 http://enzaifile.com/publist/shosai/new.html

                    ( ↑ 冤罪FILE最新号はこちら ↑ )

冤罪FILE NO.25   2016年5月27日発売 
広島市内では、中区八丁堀、MARUZEN 広島店 8F 雑誌売り場に 550円であります。

痴漢冤罪特集 巻き込まれた憲法学者 飯島滋明教授が激白!

相次ぐ冤罪発覚でも警察と検察、メディアは何も反省していない
「私の場合は、裁判官が勾留請求を却下して釈放され、その後、検察が不起訴処分を下しましたが、万が一裁
判になっていたら、おそらく有罪にされてしまう可能性は少なくないだろうと思っていました」
と、飯島滋明教授は、5年前の事件を振り返りながら話す。
「これまでの冤罪事件のケースをみれば、こんなに無罪の証拠があるのに、どうして有罪になるのか不思議 に
思える事件が余りにも多い。裁判官が無理やりにでもこじつけて、有罪にしてしまう。痴漢事件でも、そんなふ
うにしか考えられないような判決がとても多いと思います」

飯島教授は、自身が痴漢冤罪に巻き込まれる恐ろしい体験をするまでは、警察や検察、裁判官やメディアは、
「松本サリン事件」「足利事件」「袴田事件」「郵便不正事件」「布川事件」などで相次いで発覚した冤罪を反
省して、冤罪を生み出すような状況は、徐々に改められていると思っていたそうだ。
ところが、5年前、広島で痴漢の現行犯として逮捕され、勾留されたあげく実名で報道される体験をしたこと
で「この国の刑事司法やメディアは、実は何も変わっていないのだということを痛感した」と言う。
憲法学者として、こんな状況を放っておいていいのかという思いに突き動かされ、自らの冤罪体験を本に綴っ
たのだと、飯島教授は『痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者』を著した胸の内を打ち明ける。
 平和問題を研究している憲法学者の飯島教授を、絶望の縁に陥れようとした痴漢冤罪事件とは、どのような状
況で起きたのか。
結婚式を1週間後に控え、婚約者と広島に旅行に来ていた
 2011年5月3日の憲法記念日の夜、午後8時半を過ぎた頃に、名古屋学院大学で行政法や憲法、平和学を
教えている飯島滋明准教授(当時は准教授だった)は、広島駅の駅ビルの中で痴漢の現行犯として警察に逮捕さ
れた。飯島准教授は、結婚を1週間後に控えていて、婚約者とその両親とで広島に旅行に来ていたのだ。
 (以下は、全文は掲載できませんので、見出しを記します。)
高校生の集団を追い越そうとしたら、自転車の女子校生がよろけてぶつかってきた
憲法違反、刑事訴訟法の行為を強く抗議したが警官は馬耳東風
理解できない警察官の仰天行動。任意捜査と言っていたのに手錠をかけて「現行犯逮捕!」と叫んだ
嘘の自白はしないように
裁判所が検察の勾留請求をしりぞけた理由
メディアも同罪だ!
誤報だらけの毎日新聞報道
容疑者の段階で住所も身分もバラした中日新聞
ネットには未だに「とんでもない痴漢教師」という書き込みが残っている
「できるだけ早く弁護士に対応してもらうべきです」
接見にすぐに駆けつけ、被疑者の言うことをしっかり聞いてくれる弁護士を選びたい
闇から闇に消えている冤罪事件は思っている以上に多い

と続いています。

『煙石博さんが『冤罪であると・・・』とレポートしてくれている片岡健さんの

『今市・幼女殺害事件の全判決詳報!』
証拠の乏しさが指摘され、有罪無罪の行方が注目された今市・幼女殺害事件の裁判員裁判。
宇都宮地裁で4月8日、冤罪を訴える被告人・勝又拓哉氏に宣告されたのは、「客観的証拠のみから犯人性を認
定できない」と臆面もなく記載しておきながら、しかし、自白頼みの有罪判決(無期懲役)だった。しかも有罪
の決め手にされたのは、本来は冤罪防止のために使われるはずの「取調べの録音録画映像」。
どこよりも早くこの事件の冤罪性に注目してきた本誌が、どこよりも詳細にこの問題裁判をレポートする。
として22ページのレポートです。

この他、
ジャーナリスト田原総一郎「田中角栄元首相まで葬った検察の罠」
鹿児島 天文館レイプ事件が逆転無罪!
アメリカで20人の死刑囚を救ったイノセンス・プロジェクト
等等・・・・満載!!

是非、お勧めします。

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煙石博さんへの励ましのお便り

○ 無罪を勝ちとる会の皆様へ
署名用紙を預かってずいぶん日がたちました。遅くなってすみませんが、ほんの少し送付させてもらいます。今後も少しずつ集めてみます。
何の力にもなれず、申し訳ございません。早くえん罪から解き放たれる日が来ることを
強く願っています。
(広島市佐伯区の方より)
○ えん罪が晴れ、無罪となる日がくることを信じています。
(広島市中区の方より)
○ 6月は、予定があり、参加できません。頑張って下さい。吉報を祈っております。
(広島市東区の方より)
○ もうじき梅雨になろうかという今日この頃、煙石さんにはお元気の事と存じます。
今週末の活動、ご連絡頂き有難うございました。
あいにく家内共々所用が有り、大変残念ですが、参加がかないません。
誠に申し訳ありません。皆様にもよろしくお伝え下さい。
数年前、新聞紙上で小さく煙石さんの記事を見かけ、自分の目を疑いました。
煙石さんが、こんな事件を起こすなんて、と思いましたが
その後ほとんど関連記事が見つけられず、時折家内と話題にする程度でした。
ある時、家内がチラシを持って帰り事件の真相を知ることになりました。
いつもラジオで楽しい時間を貰っていた煙石さんが、こんな事件に巻き込まれるなんて。
事件の真相を知るにつけ、官憲の横暴と無責任極まる判決に唖然とし、怒りを覚えました。このような理不尽で無意味な冤罪に巻き込まれた煙石さんの無念は、とても言葉では言い尽くせないものと思います。 
大したお役に立てませんが何かお手伝いでもできればと思っています。
今後もぜひお声がけ頂きたく存じます。お身体御自愛ください。
(広島市東区の方より)

 

煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い

「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
  署名は 10000名を目標にする。 ( 2016年3月22日 世話人会 で承認 )
  久保豊年弁護士 (「煙石博さんの無罪を勝ちとる会2016年度総会」報告から )
  署名活動は、事実上最高裁判所に届いていれば、みなさんの声がこれに注目している と最高裁判所は意
識します。有益な活動となります。頑張って、一人でも増やしてください。また共感者を増やすことにな
りますし意味があります。また、煙石さんの名誉回復という意味があります。ぜひ輪を拡げていただきた
いと思います。
 この集計した署名用紙は、最高裁判所での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
 4月1日までに 最高裁判所長官へ 署名用紙 1273枚、5847名の署名を提出しています。
 今のところ、最高裁判所からは、連絡がありません。審理は継続しています。
 6月5日現在、6220名の署名を集計しています。
 次の、締め切りは2016年6月末です。よろしくお願いします。
以上。           

2016年6月11日

本通りでの、5回目のチラシ配布、署名の訴えを行います

Enseki-news 046-20160516
2016年5月16日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です。

最高裁判所に上告してから1年と6ヵ月経過していますが、最高裁判所から連絡はありません。

本通りでの、5回目の チラシ配布、署名の訴え を行います

日 時  6月5日(日)11:30~12:30 (集合 11:00)
     今後の行動日は、2か月に1回とし、日曜日に行うことにしました。
場 所  本通り 「叶や」の横の道路 本通り電停交差点
内 容  煙石博さん本人の訴え、チラシ配布と署名訴え        

 横断幕  冤罪(えんざい) 私は無実です 煙石(えんせき)博  90㎝×180㎝20151011 enseki

準備するもの 等は、これまでの街頭行動と同じです。
 
参加を呼びかけています。参加よろしくお願いします。
 1回目は42名、2回目は33名、3回目は36名、4回目は25名でした。
 
当日の担当                            (3月4日 事務局会議にて 確認)
 統括      小森
 私は無実です  煙石 博
 横断幕                               2名
 署名のお願い                            2名 最低 5名 以上
 チラシ配布                             1名 最低10名 以上
 撮影・記録   
 守り隊    

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 の皆さん 参加をお願いします。

                         煙石博さんの無罪を勝ちとる会 会長 佐伯 穣
                         煙石博さんの無罪を勝ちとる会 世話人  一同

2016年5月15日          悪(わる)茄子(なすび)    (煙石博ブログ より)

雨の日はうっとうしくて、嫌なものですが、庭の草花に水やりしなくて良いので、内心ありがたい雨だと思ったりしています。猫額の地べたにも、自然に生えた野草を抜かずにおいてやると、そこそこ可憐な花を咲かせてくれます。抜かずにおいた野草で、今、花を楽しませてもらっているのが、ハルノノゲシです。散歩道でも、よく目にする丈の高い野草で、黄色いタンポポに似た花をつけています。もともと、中国から入ってきたもので、古書には、五臓六腑の邪気を払い、老化を防ぎ、滋養強壮効果のある薬草として紹介されていて、古くは食用にもなったらしいのですが、食す・・・勇気はありません・・・。
また、散歩道で時々見かけるのは、北アメリカ原産の帰化植物で、花は愛らしく可憐で、かわいい実をつけるのに、茎や葉にとげがあるからでしょう、かわいそうな名前がつけられた悪茄子という野草の淡紫色の小さな花です。
そもそも、証拠も無いのに大変理不尽な濡れ衣を着せられて、ひどい目にあわされている私の胸中は、人間性善説が影をひそめ、性悪説へウエイトがかかっている思いなので、こんな句が・・・

   悪茄子性善説の世に薄れ   ひろし

   悪茄子性善説も捨て難し   ひろし
   
どちらの句がどうか・・・。

皆様には、引き続きご支援を頂き、心よりお礼を申し上げます。
5回目の街頭行動は、6月5日 日曜日 お昼の11時集合ですが、当日は、広島の三大祭りのひとつ、『とうかさん』の最終日で、人の流れもいつもより多いでしょう。一人でも多くの方にチラシを受け取って頂き、署名も頂きたいと願います。街頭行動には、多くの皆様のご参加を頂けると幸いです。

ところで、5月11日の夜、私の住んでいる町の町内会総会があり、その会の最後にチラシを配って、私の身に起こっているえん罪の真実を話しました。私のような被害者を私のあとに一人でも出さない為に、この真実を一人でも多くの皆さんに伝えて頂きたいとお願いしました。

また、私の事件を取材し「冤罪ファイル」という雑誌にも書いて下さっているフリージャーナリストの片岡健さんが、私の件をツイッターにのせて下さっていますが、私が本通りで街頭活動をしている映像も見ることができ、リツイートやフォローして下さっている方が多いということがわかりました。「証拠がないのに有罪」というのはおかしいという事を、一人でも多くの方に伝えて頂く事は、大変ありがたい事です。
証拠がないのに有罪にされたという私の事件を知ってらっしゃる方ひとりひとりが、一人でも多くの方にクチコミやネットで広めて頂く事で、理不尽な濡れ衣・えん罪を晴らす為の力にもなると思います。
煙石博

無実の罪、科学が晴らす 「イノセンス・プロジェクト」 活動開始

身に覚えのない罪に問われた人を救おうと、冤罪(えんざい)が疑われる事件を弁護士や学者らが無償で調べる「イノセンス・プロジェクト(IP)」の活動が4月1日立命館大学(京都市)を拠点に始まりました。
 
煙石博さんは、4月1日に えん罪救援センター に申込みをしました。
えん罪救援センターニュースが煙石博さん宛に届きました。
<下記の文字をクリックしてください>
160426発行・えん罪救済センターNEWS1号
現在、30件以上届いているそうです。
審査に時間がかかるそうですが、良報を待ちます。

煙石博さんの近況                         (煙石博ブログ より)

2016年5月1日    祝・印税  〈 夢の印税生活は?・・・夢だった 〉

この間、嬉しい事がありました。現役時代に、仕事のパフォーマンスで作詞した歌がいくつかあります。その中の、広島のご当地ソングで、のちにカラオケにもして頂き、私自身も出かけた時には愉しみにリクエストもしておりましたが、「比治山慕情」の印税が、久しぶりに振り込まれました。印税は、放送で使われたり、ステージで歌われたり、カラオケや有線でリクエストされたりした回数から計算されるもので、まさに、支援して下さった皆様の、1回1回の賜物ですから、大変なことなのです。それと、ちょっぴり裏話をしますと、印税は、1回かかると、1円・2円の世界ですから、これの積もり積もったもの・・・。それに、なにしろ、全国区でなくて地方区なもので、地域的に知る人ぞ知るという強さと弱みがあります。更にもうひとつ、その1円・1円の積み重ねの印税は、銀行への振込み手数料の関係で、3000円を超えないと振り込みはありません。こうした印税は、3か月ごとに集計されるものですが、送られてきた「比治山慕情」の著作権分配明細を見ると、2013年6月期として、それまでの前回繰越金2601円、今回支払金62円、合計2663円等とあり、その後、3か月毎に加算されていき、2015年12月期に、総合計3346円となって、めでたく3000円を超え、このほど振り込まれたものです。一方で、日本作詞家協会への会費(月額にすると××××円)を、納めなければなりません。そういえば、作詞家協会の会費をぼつぼつ払わなくちゃ・・・。
ともかく印税は、私にとって、受け取る金額の多少ではなく、皆様、おひとり・おひとりのご支援の賜物ですから、本当に嬉しいことです。心よりお礼を申しあげます。

ところで、明治の半ば頃、正岡子規が、広島で十数句詠んだ句の中に、柳の句が二句もありました。

     広島は柳の多きところかな      子規
     上下(うえした)に道二つある柳かな  子規

明治時代の広島には、子規の目にも、詩心を昂らせる程、柳が多くて、町の風情を醸していたようです。薄田太郎さんの「がんす横丁」にも、当時の広島の町には、たくさんの柳の木が植えられていて、柳は広島のシンボルとありました。今でも名残の柳がわずかに残っています・・・。「比治山慕情」の歌詞に詠みこんだ、「♪♪柳青める京橋川よ~・・・」その柳も、すでに、しなやかで逞しい夏柳へと姿を整えつつあるようです。

     風柳天地動転したる河岸(かし)   ひろし
     夏柳寂と枝垂(しだ)るる水鏡    ひろし

ごめんなさい、つい、久しぶりに嬉しい出来事なので、私事になりましたが、私のえん罪についても多くの皆様の、おひとり・おひとりからの署名やら、温かいカンパなどのご支援を頂き、厚く厚くお礼を申しあげます。長い闘いになっていますが、ご支援よろしくお願いするばかりです・・・。
煙石 博

煙石博さんへの励ましのお便り
〇春を信じて
先日はみなさまとお会いできて、お元気そうで本当によかったです。
なかなかお手紙できなくてすみません。今年も二日学校に出ることになり、忙しくしています。署名同封いたします。がんばってくださいね。応援しています。お身体をお大切に。
夏の再会、楽しみにしています。 
(南区の方より)

〇毎月、会報ありがとうございます。郵送費節約の為、メルアドを・・・との事。
当方「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」HPにて事の成行きをずうーっと確認してますので、もう会報を送って頂かなくてもエエですよ。必ずや、天に正義は通じる事と思います。
煙石さんの無念が晴れますように!! 
(福山市の方より)

〇前略 ご尽力ご苦労様です。煙石博さんの無実を信じています。
一日も早く無罪判決が出ることを祈念しています。
同封のもの(記念切手)、よろしければ使って下さい。   
(匿名の方より)

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 への カンパ・寄付金 が 下記のように寄せられました。
ありがとうございます。
街頭チラシ印刷費、横断幕の制作費、ニュースの発送切手代 等々に使用します。
カンパ・寄付金 を 寄せられました方 は6名でした。
(敬称略 煙石博さんの無罪を勝ちとる会 通帳に記載された順に4月16日から5月15日まで)
カンパ・寄付金 計 78、540円

2016年度になりました。総会で承認しましたように、カンパ・寄付金を次頁の口座で受付けています。
よろしくお願いします。

 郵便振替   【口座番号】 01390-9-103606
  煙石博さんの無罪を勝ちとる会 で 受付ています。

ゆうちょ銀行 【支店名】五一八 (ゴイチハチ)【種別】普通 【番号】1179789
        *ゆうちょ銀行間の場合 ⇒  【記号】 15120 【番号】11797891
【名義】 エンセキヒロシサンノムザイヲカチトルカイ  でも 受付ています。

煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い
「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
  この集計した署名用紙は、最高裁判所での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
 4月1日までに 最高裁判所長官へ 署名用紙 1273枚、5847名の署名を提出しています。
 今のところ、最高裁判所からは、連絡がありません。審理は継続しています。
 次の、締め切りは2016年6月末です。よろしくお願いします。

以上。             

2016年5月16日

本通りでの、4回目の街頭行動 を行いました

Enseki-news 045-20160416
2016年4月16日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です。

本通りでの、4回目の 街頭行動
チラシ配布、署名の訴え を行いました

 日 時  4月10日(日)11:25~12:30
     今回の行動日は、煙石博さんが不当に逮捕された日から3年6カ月が経っています。
場 所  本通り(広島市中区) 「叶や」の横の道路 本通り電停交差点
内 容  煙石博さん本人の訴え、チラシ配布と署名訴え 

写真

Hondouri-20160410

 

煙石博さんが不当に逮捕された日から3年6カ月が経っています。煙石博さんは広島市中区本通りの商店街で「私は無実です」と、訴え、署名の協力をお願いしました。
この様子は、
 You Tube 「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」に UPしています。ご覧ください。
https://youtu.be/YS7TGFFPGXY
当日はG7外相会合が広島で開催ということで警備の警察官が多くみられましたが無事終了しました。
「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」の支援者 計 25名が参加しました。 お疲れ様でした。
11:00 集合   11:10 打合せ   11:25 スタート 12:30 終了 。
チラシ配布 は 約1000枚でした。協力いただいた署名は64名でした。ありがとうございます。

2016年4月11日 街頭行動ありがとうございました。  (煙石博ブログ より)

束の間の花の季節で、何かと行事や予定の多い、一番忙しい時期の街頭行動となり、申し訳ありませんでした。当日は、寒くもなく、暑くもなく、お天気にも恵まれたこともあり、たくさんの方に訴える事ができました。ご参加頂いた皆様に、心よりお礼を申しあげます。私の為に時間をさいてかけつけてくださり、一生懸命チラシ配りや署名のよびかけなどをして頂き、心より感謝しています。私も、皆様の熱意に支えられて、理不尽な冤罪の思いを必死に訴えることができました。

今回は、通り掛かった方が、マイクで訴えている私に近づいてきて、「煙石さんの冤罪の事は知っとるよ。負けんようにがんばりんさい。」と言って握手しながら励まして下さった方も数人ありました。また、街頭行動を終えてマイクを置いた直後、女子学生らしき数人から、それぞれに「頑張って下さい。」と優しい言葉を掛けられて、握手を求められたので、今までに無かったことで、私も一瞬テレながら「よろしくお願いします。」と応じました。

 皆様の署名活動や、街頭行動を通じて、私はもちろん、家族ともども元気をいただいております。
ありがとうございます。

煙石 博

無実の罪、科学が晴らす 「イノセンス・プロジェクト」
身に覚えのない罪に問われた人を救おうと、冤罪(えんざい)が疑われる事件を弁護士や学者らが無償で調べる「イノセンス・プロジェクト(IP)」の活動が4月1日立命館大学(京都市)を拠点に始まりました。
 3月20日(日)に開かれたシンポジウムに参加した煙石博さんのレポートを紹介します。

2016年4月3日     えん罪救済の新たな幕開け

イノセンス・プロジェクト参加報告

近年、アメリカで大きな成果を上げて注目され、世界的な広がりとなっている「イノセンス・プロジェクト」というネットワークがあります。これは、えん罪を訴える人々を無償で支援する団体ですが、立命館大学を中心に、日本版の「イノセンス・プロジェクト」をスタートさせるというシンポジウムが、立命館大学大阪茨木キャンパスであり、これに参加してきました。弁護士さんらしき方や支援者らしき方々など130名くらい参加しておられました。
イノセンス・プロジェクト プログラム
プログラムは別添の通りでしたが、アメリカの先生からイノセンス運動の意義や救済例、成功例などを聞きました。アメリカでは、このイノセンス・プロジェクトによって、過去数十年間で、えん罪原因は科学的に究明され、刑事事件において用いられる様々なルールにも重要な変更が加えられてきて、科学的研究が、法律家・警察官・裁判官、そして法そのものにも影響を与えてきたそうです。例えば、DNA鑑定によって、すでに330人以上の人々が、雪冤されているということです。台湾の弁護士さんからも、台湾の実情と雪冤を勝ちとるまでの大変なお話もありました。
冤罪の問題は、現在、世界中で議論されていますが、虚偽の自白や、誤った科学的証拠、不適正なラインアップは、世界のどこにでも起こり得るもので、アメリカのえん罪事件の経験や教訓が、日本においても、誤判原因の解明に役立つことを願っているというようなお話がありました。
私の場合は、証拠も無いのに、「疑わしきは罰せず」どころか、疑わしくもないのに、推認で有罪。防犯ビデオにお金を盗っている映像は全くないのに、有罪。広島高裁では、防犯ビデオの死角でお金を盗ったとして控訴棄却・有罪(実際のビデオを検証しても、防犯ビデオの死角などありませんでした。)という論理矛盾と、非科学的な誤判でえん罪となった訳ですから、私のケースは、日本の警察・検察・裁判所は、遅れているどころか、とてもひどい実態であることをそのまま露呈しているえん罪であるということで、またまた怒りがこみ上げ、何とかならないものかと憂慮いたします。
 後半のパネル・ディスカッションでは、これまで実績をあげて来られた弁護士さん方による、数々の雪冤に至る、苦闘の経過をお聞きしましたが、力強く熱のこもった説明に心を打たれました。
 シンポジウムのクロージング挨拶では、「えん罪を見て見ぬふりをしてはいけません。日本では、今こうしている時も、冤罪に苦しみ、泣き寝入りをしている人がいるし、えん罪で死刑執行される人がいる事を忘れてはなりません。えん罪救済は、自分たちの問題として考えて、取り組んでいかなければいけません。」というお話が心に残っています。
 午後1時から、時々休憩はありましたが、午後6時30分過ぎまで、中身の濃い、レベルの高いシンポジウムでした。この日本版イノセンス・プロジェクトは、供述鑑定部門、科学鑑定部門、DNA鑑定部門に、それぞれ専門家のネットワークを広げて、えん罪の救済に当たり、えん罪を出さない為の刑事司法の質を上げていけたらというえん罪救済の頼もしいネットワークです。 多くの支援者・協力者を頂き、アメリカの様な成果を大いに期待します。
 このイノセンス・プロジェクトの情報は、インターネットから福島弘増さんと、大阪の支援者水野喬さんなどから教えて頂いたものですが、水野さんには一緒に参加して頂き、ありがとうございました。
 私も早速4月2日に、申込書に必要書類を添えてえん罪救済センターに申し込みました。
煙石 博

2016年4月4日 産経新聞 に掲載されました。
朝日新聞デジタルニュース に掲載されました。

 

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煙石博さんへの励ましのお便り
○ おそらく「封筒に入れたはず」と思い込まれた結果が、このような不幸を招いたのではないかと推測します。あるいは万が一ですが、何らかの意図(悪意?)をもってあなたを陥れようとした可能性もあるのかもしれません。
痴漢犯罪に問われた無実の男性の話も聞いたような気がしますが、一方的に被害者(原告)の言い分を信じ、客観的な検証が不十分なままで検挙・起訴されることが、実際に起こりうるということなのですね。本当に怖いことです。いずれにしても、「推認」レベルで判決を下されたのでは、たまったものではありません。現在は最高裁で審理中とのことですが、必ずや真実が明らかにされ、「無罪判決」が出ることを信じます。
(広島市西区の方より)

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 への カンパ・寄付金 が 下記のように寄せられました。

ありがとうございます。
街頭チラシ印刷費、横断幕の制作費、ニュースの発送切手代 等々に使用します。
カンパ・寄付金 を 寄せられました方は
(敬称略 煙石博さんの無罪を勝ちとる会 通帳に記載された順に3月16日から4月15日まで)
4名でした。
カンパ・寄付金 計 12、034円

2016年度になりました。総会で承認しましたように、カンパ・寄付金を次頁の口座で受付けています。
よろしくお願いします。

 郵便振替   【口座番号】 01390-9-103606
  煙石博さんの無罪を勝ちとる会 で 受付ています。

ゆうちょ銀行 【支店名】五一八 (ゴイチハチ)【種別】普通 【番号】1179789
        *ゆうちょ銀行間の場合 ⇒  【記号】 15120 【番号】11797891
【名義】 エンセキヒロシサンノムザイヲカチトルカイ  でも 受付ています。

煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い

「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。

  署名は 10000名を目標にする。 ( 2016年3月22日 世話人会 で承認 )
  久保豊年弁護士 (「煙石博さんの無罪を勝ちとる会2016年度総会」報告から )
  署名活動は、事実上最高裁判所に届いていれば、みなさんの声がこれに注目している と最高裁判所は意
識します。有益な活動となります。頑張って、一人でも増やしてください。また共感者を増やすことにな
りますし意味があります。また、煙石さんの名誉回復という意味があります。ぜひ輪を拡げていただきた
いと思います。
 この集計した署名用紙は、最高裁判所での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
 4月1日までに 最高裁判所長官へ 署名用紙 1273枚、5847名の署名を提出しています。
 今のところ、最高裁判所からは、連絡がありません。審理は継続しています。
 次の、締め切りは2016年6月末です。よろしくお願いします。

以上。

2016年4月16日

本通りでの、4回目の街頭行動を行います

Enseki-news 044-20160323
2016年3月23日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です

本通りでの、4回目の チラシ配布、署名の訴え を行います

日 時  4月10日(日)11:30~12:30 (集合 11:00)
     今後の行動日は、2か月に1回とし、日曜日に行うことにしました。
場 所  本通り 「叶や」の横の道路 本通り電停交差点
内 容  煙石博さん本人の訴え、チラシ配布と署名訴え            

 横断幕 gaitou maku 20150303   

準備するもの 等は、これまでの街頭行動と同じです。

参加を呼びかけています。参加よろしくお願いします。
 1回目は42名、2回目は33名、3回目は36名でした。

当日の担当                  (3月4日 事務局会議にて 確認)
 統括  小森
 私は無実です  煙石 博
 横断幕                        2名
 署名のお願い                     3名 最低5名 以上
 チラシ配布                        2名   最低10名 以上
 撮影・記録
 見守り隊    

                         煙石博さんの無罪を勝ちとる会 会長 佐伯 穣
                         煙石博さんの無罪を勝ちとる会 世話人 一同

上告趣意補充書(2)(久保豊年弁護士)を提出しました

煙石博さんは、2014年12月11日 控訴審の判決(控訴棄却)を不服として即刻、最高裁判所に上告し
ました。そして、上告趣意書を2015年2月18日に最高裁判所に提出しています。
最高裁判所は、平成27年(あ)第63号 窃盗被告事件 最高裁判所 第二小法廷 として受付・受理しています。最高裁判所では、裁判官の下で調査官が記録(一審の広島地裁、二審の広島高裁に提出された証拠資料)を丁寧に読んで、問題点等を全部、洗い出しているところです。今のところ、連絡はありません。
上告趣意書で、言い足りなかった点を「上告趣意書補充書」として2015年8月20日に最高裁判所に提出しました。
そして、新たに、防犯カメラの映像を見ました。
【 煙石さんが二度目に記帳台に手を置いた時に、現金を抜いた封筒を記帳台に戻した 】と、判決は述べて
いますが、煙石さんが記帳台の上に手を置いた位置と、警備員が封筒を取り上げた位置(封筒のあった位置)は
全く異なり、煙石さんが記帳台に封筒が置いたのではないことが明らかになりました。この点を、上告趣意補充
書(久保豊年弁護士)として9月25日に最高裁判所に提出しました。
2016年1月21日の「煙石博さんの無罪を勝ちとる会2016年総会」で、確認しましたように防犯カメ
ラの映像に、煙石博さんがお金を抜き取っている映像も映っていないし、封筒に触っていないことがはっきりし
ましたので、上告趣意補充書(2)(久保豊年弁護士)として2016年3月14日に最高裁判所に提出しました。
以下に、紹介します。( 添付資料は防犯カメラの映像 省略します。 )

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平成27年(あ)第63号 窃盗被告事件

上告趣意補充書(2)

                                    平成28年3月14日
最高裁判所第二小法廷 御中
                             被告人 煙石  博
                             弁護人 久保 豊年  印 

上記被告人に対する窃盗被告事件について、上告の趣意を以下のとおり補充する。

第1 控訴審判決の矛盾点
1 控訴審判決P13、20行~24行
【 なお、甲47及び甲48の各防犯カメラの映像によっても、被告人が上記発券機の前にいるときの手元の動きは、白い物体に隠れるなどしている部分があり、被告人がロビーとATMコーナーを往復する際の動作も全ては映っておらず、ATM機を操作している場面の被告人の手元も、約10秒程度、防犯カメラの死角となっている。 】
  と判示しているが、9時22分29秒から9時23分00秒までの4方向の映像を見る限り、死角はない。4方向の映像で被告人が映っていないのは9時22分51秒の1秒だけである(資料1 9:22:29~9:23:00)。この間に、封筒も持っていないし、封筒からお金を抜き取る映像はない。

2 控訴審判決P13、8行~10行
   【 被告人は、その後、再び本件記帳台に戻り、右手を本件記帳台の上に置いているが(前記ア(ウ))、その際の、被告人の右手の位置は、おおむねその北側の位置(10時の位置)付近である。 】
  と判示しているが、9時23分50秒、被告人が2度目に記帳台に手を置いた位置は、11時の位置である。9時23分44秒から9時23分49秒までの映像には、被告人は手元に封筒は持っていない。そして、9時23分50秒に、被告人は2度目に記帳台に手を置いた。その位置は、11時の位置である。その後、9時24分01秒まで、手は動いていない(資料2-① 9:23:38~9:24:06)。

3 控訴審判決P14、5行~9行では、
【 d 警備員Cは、9時36分6秒頃、本件支店のロビーに現れ、9時36分8秒頃、本件記帳台のおおむね北側の位置(10時の位置)付近に立って、同記帳台の上に本件封筒があることを発見し、9時36分9秒ないし10秒頃、同位置付近に立った状態で本件封筒を左手でつかみ、そのまま窓口に進んで、9時36分15秒頃、本件封筒を窓口銀行員Dに渡した 】
  と判示しているが、警備員が記帳台から、封筒を拾い上げた9時36分10秒の映像は、9時の位置である(資料2-② 9:36:00~9:36:25)。被告人が2度目に記帳台に手を置いた位置は、11時の位置であり、警備員が記帳台から、封筒を拾い上げた9時36分10秒の映像では9時の位置で、重なってはいない。

4 ATMコーナーでの被告人の後姿の映像
   当日の防犯カメラの映像からすると、ポケットが無いシャツを着ていたことになる(資料3-① 9:22:40)、(資料3-② 検察が提出したポケットがあるシャツの映像。検甲61号 写真撮影報告書 第1号と第2号は裾がまっすぐの開襟シャツで、ポケットは無い。第3号と第4号は裾がカーブしているカッターシャツでポケットが有る。)。

5 以上の映像を見れば、被告人は封筒に触れていないし、封筒からお金を抜き取る時間的余裕もなかったことは明らかである。
以 上
添付資料
 1 資料1   防犯カメラの映像
9:22:29~9:23:00
 2 資料2-① 防犯カメラの映像
9:23:38~9:24:06
 3 資料2-② 防犯カメラの映像
         9:36:00~9:36:25
 4 資料3-① 防犯カメラの映像
         9:22:40 被告人の後姿
 5 資料3-② 検甲61号 写真撮影報告書

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煙石博さんへの励ましのお便り

 ○ 最高裁での闘い、大変だと思います。天が見ています。絶対に正しい方が勝つと信じて最後まで闘い抜いて下さい。事件の顛末を話して理解していただき、署名してもらいました。非力な私にできることはこれくらいです。
おそらく封筒には、はじめからお金は入っておらず、お金をもらおうと思ってしかけたワナだったのではないかと思います。
苦しいでしょうが、正義の為です。がんばって下さい。又お逢いしましょう。
(東広島市の方より)

○ 煙石さんの無罪を勝ちとる為に、署名は大変有力だと思います。
私の出来る範囲で周りの人に呼びかけています。
(広島市安佐北区の方より)

 煙石博さんのブログから

2016年3月15日       これじゃぁ 日本は、法国家?

私の冤罪事件を、これまで2回記事にして、ほぼ真実を明らかにしている「冤罪File」のNo.23(2015年6月号増刊)では、巻頭インタビューで、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏が
「~言ってみればね、警察、検察、裁判、そしてメディアという非常に強力な権力を握った、権力を持っている4者が、謀議したわけじゃないだろうけど、お互いにつながって、やってもいない犯罪をでっちあげて無罪の人を有罪にしてしまう、これが冤罪なんですよ。権力犯罪です。」と話しています。実にその通りです。私のケースも全くそれです。私は何も悪い事をしておりません。善良なる一市民です。いや仕事柄、善良すぎるほど善良なる一市民として生きてきました。

そもそも、私の冤罪にかかわった人達、まず市民に最も近い所にいる筈の警察の刑事が、正直に生きてきた私を、初めから犯人と決めつけ、真実や正義に頬かむりしたまま、「記帳台に置き忘れられた封筒を私が手にして、少し歩いた店内で、お金だけ盗って、また元の記帳台まで歩いて行き、封筒を戻した。」という常識では考えられない窃盗ストーリーをでっち上げたことが過ちの始まりで、最も許されないことです。(※ 私は封筒にさわっていないので、封筒にも中の税金の納付書にも私の指紋はついていませんでした。もちろん防犯カメラの映像にもお金を盗っている映像は全くありませんでした。)
刑事は、無実を訴える私の声に全く耳をかさず、強引に自白ばかりを強要しました。そして検事は、盗ってもいない私にひたすら示談を勧めるばかりでした。更に、疑わしくもない私を、証拠がないのに推認で有罪にした広島地裁・広島高裁の検事と裁判官たちは、私の人権を蹂躙し、人生も失わせて、真っ黒に塗りつぶしたのです。
こんな事があってはいけません。日本は法治国家の筈です。証拠がないのに私は有罪にされています。
「疑わしきは罰せず」ではない、私の場合は、疑わしくもないのに有罪にされています。

上告して1年3か月を過ぎています。最高裁判所の裁判官の皆様は、公正な良識のある判断をして下さるものと信じています。
                 ひろし

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 への カンパ・寄付金 が 下記のように寄せられました。

ありがとうございます。
街頭チラシ印刷費、横断幕の制作費、ニュースの発送切手代 等々に使用します。
カンパ・寄付金 を 寄せられました方は
(敬称略 煙石博さんの無罪を勝ちとる会 通帳に記載された順に2月16日から3月15日まで)
2名でした。
カンパ・寄付金 計 8,000円

2016年度になりました。総会で承認しましたように、カンパ・寄付金を下記の口座で受付けています。
よろしくお願いします。

 郵便振替   【口座番号】 01390-9-103606
  煙石博さんの無罪を勝ちとる会 で 受付ています。

   ゆうちょ銀行 【支店名】五一八 (ゴイチハチ)【種別】普通 【番号】1179789
        *ゆうちょ銀行間の場合 ⇒  【記号】 15120 【番号】11797891
【名義】 エンセキヒロシサンノムザイヲカチトルカイ  でも 受付ています。

 煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い

「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
  署名は 10000名を目標にする。 ( 2016年3月22日 世話人会 で承認 )

 久保豊年弁護士 (「煙石博さんの無罪を勝ちとる会2016年度総会」報告から )

  署名活動は、事実上最高裁判所に届いていれば、みなさんの声がこれに注目している と最高裁判所は意
識します。有益な活動となります。頑張って、一人でも増やしてください。また共感者を増やすことにな
りますし意味があります。また、煙石さんの名誉回復という意味があります。ぜひ輪を拡げていただきた
いと思います。

 この集計した署名用紙は、最高裁判所での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
 1月1日までに 最高裁判所長官へ 署名用紙 1016枚、4701名の署名を提出しています。
 今のところ、最高裁判所からは、連絡がありません。審理は継続しています。
 次の、締め切りは2016年3月末です。よろしくお願いします。

以上。

 

2016年3月23日

えん罪について

Enseki-news 043-20160223
2016年2月23日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です。

えん罪 について

煙石博さんの無罪を勝ちとる会2016年度総会で紹介された名古屋学院大学准教授 飯島滋明氏が出版された「痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者」には 煙石博さんの事件と同じように「えん罪」にあったことを、「2011年5月3日の憲法記念日、憲法学者(しかも平和問題を研究している)の私が広島で痴漢の現行犯として逮捕され、実名で報道される体験をした結果、あってはならないはずの「えん罪」が日本では多くあると感じた。」と述べられています。この本の「はじめに」を紹介します。

「痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者」飯島滋明 著 高文研 刊

はじめに

「えん罪」
実際には罪を犯していないのに、裁判やメディアの報道で犯罪者とされること。
「えん罪」は人権侵害の最たるものであり、基本的人権の尊重が基本原理とされている日本国憲法の下では決してあってはならない。
ところが2011年5月3日の憲法記念日、憲法学者(しかも平和問題を研究している)の私が広島で痴漢の現行犯として逮捕され、実名で報道される体験をした結果、あってはならないはずの「えん罪」が日本では多くあると感じた。
「松本サリン事件」「足利事件」「郵便不正事件」「布川事件」などのえん罪を反省し、警察や検察、裁判所やメディアは慎重に対処し、えん罪を生みだすような状況は徐々に改められていると考えていたが、実は何も変わっていなかった。
警察や検察が憲法や刑事訴訟法に反する身体拘束を行ない、嘘の自白を強要する。そうした虚偽の自白に基づいて裁判所も有罪判決を下す。逮捕は単に捜査機関が犯罪者と疑っているだけであり犯人だと決まったわけではないのにメディアは逮捕された段階で実名報道を行ない、社会的にも犯人と思わせる。
こうしてえん罪が生まれる。「えん罪」は本人や家族、関係者に回復が困難な被害を与えてしまう。警察、検察、裁判所、そしてメディアによってこうした理不尽な事態にあわされているにもかかわらず、多くの人は泣き寝入りを余儀なくされる。
「人権尊重」を基本原理とする日本国憲法の研究者として、さらにはえん罪を体験した憲法学者としてこの現状を座視してよいのか?
こうした思いで書いたのが本書である。
まず第一章では、
私が痴漢事件で逮捕、留置、さらには実名報道された状況について記している。えん罪の問題を明らかにするのに際し、私がどのような体験をし、どのように感じたのかを紹介するのは無駄ではないと思われる。
第二章では、
私の専門である憲法での刑事手続の理念と現状を紹介する。ほかの国の憲法と比較して、日本国憲法では刑事手続に関して多くの規定が設けられている。その理由を刑事手続の歴史的背景に求めつつ、現在の憲法の刑事手続に関する理念や内容を紹介し、現状について報告する。
第三章では、
刑事手続での警察や検察、裁判所、そしてメディァの犯罪報道の現状とその問題点を紹介する。憲法理念に反する刑事手続が行なわれ、多くの人権侵害やえん罪が生まれている現状が問題だと考えていた私は、大学の授業でも刑事手続や裁判の問題を取り上げてきた。しかし、えん罪を体験するまでは、メディアもえん罪の主犯になっているという認識が浅かった。本書では私の体験も踏まえ、えん罪とメディアの問題についても紹介する。
第四章では、
えん罪防止、人権尊重という視点から、警察や検察、裁判所やメディアに関する改善案をえん罪を経験した憲法学者の視点から提示する。ここに本書のオリジナリティがあると思う。
現在、裁判員制度が導入され、 一般の人も刑事事件に関わる可能性がある。警察や検察、メディアの現状を知らなければ、無実の人を有罪にする「えん罪」に加担してしまう可能性がある。「えん罪」に加担しないためにも、警察や検察、裁判所やメディアの現状を心に留めておく必要がある。
また、法的知識がないとえん罪に巻き込まれた際に不利な立場に追い込まれる可能性もある。1963年の強姦殺人事件である「狭山事件」を例に挙げると、この事件のえん罪被害者である石川さんは当初、刑事手続に関する知識がなかった。そのため、「自白すれば10年で出してやる。男の約束だ」という警察の嘘を信じて虚偽の自白をした。警察官を信用し、「弁護士は嘘つきだ」「商売でやっている」と言われたため、味方であるはずの弁護士にはじめは敵対した。自らに降りかかつた「えん罪」被害を最小限にするためにも、刑事手続の現状に通じておくことは無駄ではないだろう。
本書を通じて「えん罪」が生まれる事情と問題点について、読者なりの見識を深めてもらえれば幸いである。
   (参考図書 「痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者」 飯島滋明 著 高文研刊 より )

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 事務局では、参考図書 として、
 「逮捕されたらこうなります!」    SATOKI 著 自由国民社刊 
「痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者」 飯島滋明 著   高文研刊   
「冤罪FILE」NO,23  希の樹(のぞみのき)出版           
「冤罪FILE」NO,24  希の樹(のぞみのき)出版       

これらの本を読み、署名活動に取り組んでいます。

煙石さんは無実です。
防犯カメラの映像には、煙石博さんがお金を盗った映像はありません。
(2016.1.21 勝ちとる会総会 久保先生のお話から)

この事件は
2012年 9月24日 煙石さんは家の近くの広島銀行大河支店に預金を下ろしに行きました。
その時に被害者が(66600円のお金が入っていたとする?)封筒を記帳台に忘れ、次に記帳台に近づいたのは煙石さんです。そして煙石さんが離れますね、次に近づいたのは広銀大河支店の警備員さんです。その記帳台に近づいたのは3人だけです。警備員さんがその封筒を発見しました。その封筒をカウンターの女子行員に渡しています。この封筒に接触出来る可能性があった人は、被害者、煙石さん、警備員さんです。お金が無くなったと騒ぎ出したのだから被害者が盗るわけがない。次に警備員さん、警備員さんは発見してすぐに封筒を窓口の女子行員さんに渡している防犯カメラの映像があるので、盗るわけはない。消去法をしていって煙石さんが犯人だと。こうなっているんです。原審の一審の判決はそうなっています。この消去法によって犯人を特定するのは、非常に怖いですね。なぜかというと、煙石さんが盗ったという証拠を積極的に認定していません。するわけではない。盗れる可能性があった人、この人は違うだろう、この人は違うだろう、と特定するということは極めて冤罪が多く発生する手法です。これを一審判決がやっていることが非常に杜撰だと思います。
警察は「防犯カメラにお前が盗った映像が映っている」として、逮捕、勾留、起訴しましたが、防犯カメラには映っていませんでした。まったく映っていないです。ただ、あすこ(記帳台)に立ったのが3人だけというのが判ります。被害者が言うのが本当だったら、封筒の中に66600円入っていて、その封筒の中から、現金だけが消えた、硬貨も含めて消えた、というのが被害者の言い分です。警察、検察の組み立てです。
弁護団は、封筒に触れていないということを立証できたと思っています。従って、最初からお金が入っていなかったのではないかと思っています。そういう趣旨の上告趣意書を最高裁に提出しています。

煙石博さんのブログから

2016年2月23日    「痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者」

日ざしに春の明るさを感じる頃となりましたが、私の胸中には、相変わらず、凍りつくような冷たい雨が降り続いております。しかし、1月21日には、無罪を勝ちとる会の総会を開いて下さり、多くの皆様から力強い激励のメッセージをいただき、闘う決意を新たにしました。

ところで、総会の時、久保豊年弁護士が、証拠がないのに私が有罪になっている不当判決の補足として、その数日前に全国紙が報じた『「痴漢事件」にみる無罪推定の原則』[問われる刑事手続きと報道]
という記事を紹介・説明されました。
それは、名古屋の大学の飯島滋明先生(憲法学者)が、旅行中、広島に宿泊。広島駅前で、身に覚えのない痴漢事件の容疑者とされ、逮捕されて大変な目に遭われたというものでしたが、・・・早速、ホームページを探すと、2012年9月17 日のもので、市民の司法を考える『痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者 警察・検察・裁判所・メディアの「冤罪スクラム」に挑む』(高文研、2012年)についてという本の紹介がありました。

ホームページでは、広島で体験された、余りにも乱暴な警察の言動のことを書いていらっしゃいましたが、以下は飯島先生の文章の一部です。
「~~ところが、こうした日本国憲法の規定が守られておらず、身体拘束→自白の強要→有罪という、日本国憲法で否定されているはずの、戦前のような刑事手続きが現在でも行われていることを、私は痴漢冤罪事件にまきこまれることで身を以て知った。
広島に婚約者とそのご両親と旅行中、私がたまたま一人で歩いていた際、男女6人の高校生の集団のうちの一人の女子高校生にぶつかった。それが痴漢とされた。ぶつかった場所から約200メートル、時間にして30分以上時間も経過し、私が電話をしている最中に複数の広島県警の警察官が、痴漢の現行犯だとして私を逮捕した。これが現行犯逮捕だろうか?その後の広島東署の取り調べでも「お前が犯人だ」「証拠がある」「写真がある」などと警察はうそをつき、あるいは「調書に署名を拒否した事は検察や裁判所に報告する」などと脅して私に自白させようとした。~~」

以上が飯島先生のホームページの一部ですが、私は飯島先生の著書も買って読みました。そこには飯島先生自身が体験した信じられない、あってはいけない警察のやり方が書かれており、痴漢と窃盗の違いはあっても、広島県警の刑事が私にしたやり方と大変酷似した所が多くあって、信じられないけどやっぱりかと思う所がたくさんあり、またまた怒りがこみあげてきました。これは刑事による犯罪です!

ぜひ飯島先生のホームページを見て頂き、ぜひぜひ『痴漢えん罪にまきこまれた憲法学者 警察・検察・裁判所・メディアの「冤罪スクラム」に挑む』(高文研、2012年)を一人でも多くの方に読んで頂きたいと思います。

                                                                                                            煙石 博

煙石博さんへの励ましのお便り

〇 同期会では、お元気な様子、安堵しました。
関西に持ち帰ったところ、委員の方だけですが、気持ちよく署名していただきました。
数も少なく遅くなりましたが、送ります。関西にも応援している者がいる事をわかって欲しくて、ご自宅の方へ送ります。無罪の判決が出る事を祈っております。
寒い折、くれぐれもお体には気をつけてください。
(京都府の方より)
〇 気になりながら具体的な応援ができず失礼しております。
「物的証拠」が最大のポイントですから、日本の裁判が「常識と良心」に基づいて裁くよう期待しております。
会計報告拝見しました。通信費が大きい事も知りました。かつて収集していた切手を同封します。
(広島市東区の方より)
〇 心をこめて祈ります!
 あまりにも過酷な運命の戯を憎まずにはいられません。
どうか、どうか天はこの試練に終止符を打ち、煙石さんと支援者の方々を苦しみから
解放してくれます様に!!
(福岡県の方より)
〇 無実の者を裁く日本の裁判に憤りを感じます。
 取調べの警察官を罰して下さい。
 日本の裁判の有り方に疑問を感じます。裁判官に不信の念をいだいております。
 「無実の者」は「無実」の者です。それを立証してもらうまでは闘います。証拠も無いのに人を裁く法曹界を国民は信じないでしょう。
 煙石さんが無実であることを皆様方と共に信じています。弁護士さん方、よろしくお願いします。煙石さんは絶対正しい行動をされる御方です。
(広島市南区の方より)
〇 このたびの冤罪事件で言葉には言い尽くせない憤怒のご胸中をお察ししながらも、また、奥様を始めご家族の皆様のご心労如何ばかりかと想像しながらも、何と言ってよいものかと思っているうちに、三年半近くも日が経ってしまいました。
この間、家内の知人から送られてまいりました詳細な裁判の資料等を読ませていただき、また、インターネットで記者会見の映像を視聴し、さらには何よりもあなたのことを知る同窓生の一人としての心証からして、あなたの無実を確信している次第です。ささやかですが、署名させていただきました。
事件の一報を聞いた時、「まさか、あの煙石君が・・・」と思いましたが、よくある「魔がさした?」の念も、正直湧きました。でも、冷静に考えれば、「そんなはずはない」という思いで今日まで来ました。膨大な数の人々が支援されていますね。小さいながら、私もその一人です。どうぞ負けないでください。私も、嫌疑が晴れる日の来ることを待っています。
(広島市西区の方より)
〇 横須賀市のM様の賀状に「煙石さんの無罪を勝ちとりましょう」とありました。
  とても心強い言葉でした。一人一人のはげましの言葉にはげまされますネ。
  1/21の総会、欠席。とても残念です。出席したYさんは、署名して下さった人への説明に自信がもて、又後日Telもいただき、ますます微力をつくそうと思ったそうです。
署名〆切り日の記載はとても良い方法と思います。
(広島市安佐南区の方より)

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 への カンパ・寄付金 が 下記のように寄せられました。

ありがとうございます。
街頭チラシ印刷費、横断幕の制作費、ニュースの発送切手代 等々に使用します。
カンパ・寄付金 は、4名の方から寄せられました。、
(煙石博さんの無罪を勝ちとる会 通帳に記載された順に1月16日から2月15日まで)
カンパ・寄付金 計 20,000円 でした。

煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い

 「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
 この集計した署名用紙は、最高裁での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
 次の、締め切りは2016年3月末です。よろしくお願いします。

以上。

2016年2月23日

2016年度総会で煙石博さんの無実を確認

Enseki-news 042-20160126
2016年1月26日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です。

煙石博さんの無罪を勝ちとる会の2016年度総会を1月21日(木)14:00~16:00広島弁護士会館で開き、久保豊年弁護士の出席を得て 最高裁判所での審理について、上告趣意書の説明を聞き、煙石博さんの無実を確信しました。総会では、経過報告、会計報告、監査報告、今後の活動、2016年度の役員を承認しました。
20160121 soukai

2016年1月21日  広島弁護士会館

久保豊年弁護士の報告(要約)

先ず新聞記事を資料として付けています。これは煙石さんの事件ではないですが、最近出てきた事件としまして痴漢の事件が結構おかしいのではないか?と、言われていることが多いです。痴漢の事件は実は、東京とかでは満員電車になるのですが、電車で女性が「キャー」とさけんで手を握られたら、もうアウトですネ。ほとんど、アウト。手を握られた人が、「私はやっていません。間違いです」といくら言い訳しても、被害者の女性がいうことを信じる。というのがこれまでの運用でした。最近、車内に防犯カメラが設置されるようになりました。結構、カメラの映像が出てくるんですネ。そうなると、科学的に見える位置があれば、これは触ったのは違った手だということが判ってきたことで、結構、冤罪だった。ということが出てきています。また最近の例でも、防犯カメラの映像で逮捕されたんですけれども、その防犯カメラの映像の時刻設定が遅れていまして、時刻設定の誤りで、逮捕してしまったという誤認逮捕事例があったですね。

(同封の新聞記事をもとに「痴漢事件」にみる無罪推定の原則 [問われる刑事手続きと報道]を紹介されました)
「痴漢事件」にみる無罪推定の原則 [問われる刑事手続きと報道]

そして、煙石事件の 防犯カメラの映像をつぶさに見て、一つ一つ説明を受けました。

防犯カメラの映像には、煙石博さんがお金を盗った映像はありません。

ということですよ。まったく映っていないです。ただ、あすこ(記帳台)に立ったのが3人だけというのが判ります。被害者がいうのが本当だったら、封筒の中に66600円入っていて、その封筒の中から、現金だけが消えた、硬貨も含めて消えた、というのが被害者の言い分です。警察、検察の組み立てです。われわれは、封筒に触れていないということを立証できたと思っています。従って、最初からお金が入っていなかったのではないかと思っています。そういう趣旨の上告を最高裁にしています。いま1年ぐらい経っていますけれど、しっかりといま審理していると思います。最高裁は。この冤罪事件に、いま敏感な時期なんですヨ。東電OL殺人事件、ゴビンダさん再審無罪になりました。それから菅家(足利事件・再審無罪)さん、それから袴田さんと続きます。非常に過敏になっていることがありますので、この事件、私も注目しています。是非みなさんも、注目していただいて、この事件に限らず、こういう冤罪は常に起こりうるのだと、いうことをこの機会に、しっかり皆さんに伝えていただければと思います。

Q 最高裁の審理状況は?
A 半年ぐらいは、三行半(みくだりはん)と言われていますが、「上告を棄却する」とポンと送られてくる。というのが普通なんですけれども、1年経ってて、上告趣意書の補充書も提出していることもありますけれども、きちんと真剣に吟味していただいていると僕は信じています。
Q 最高裁は今の映像を見ているのですか?
A すべての記録が最高裁にいっていますので、この映像は証拠になっていますので、当然、見ていると思います。
Q 最高裁は何を審理していますか?
A 被害者の言っていることを信用するか。この映像の隙間の1秒間に何かが起きたのかを疑うのか。その選択だと思います。1秒で封筒を取ることが出来るかもしれませんが、まあ、やってみると判りますけれども、
66600円を封筒から出す作業は1秒間では出来ません。
Q 上告棄却となった場合は、次の手段は?
A 再審ですネ。もう一度、審理を初めてくれということです、いまの袴田さんのように。
で、みなさんの署名活動ですネ。法的には全く意味がありません。法的には最高裁判所が署名を見て、判断することは無いですが、事実上は判りますネ。事実上最高裁に届いていれば、みなさんの声がこれに注目しているとなると裁判所は意識します。有益な活動となります。頑張って、一人でも増やしてください。また共感者を増やすことになりますし意味があります。また、煙石さんの名誉回復という意味があります。ぜひ輪を拡げていただきたいと思います。

経過報告 2 再録

 Ⅰ 煙石博さんは、防犯カメラの映像に「盗んだところが映っている」として逮捕されました。
防犯カメラの映像には、「煙石博さんが盗んだ」とする映像証拠はありませんでした。
煙石さんは、検察から証拠と提出されたDVD(SDカード 甲47号証、甲48号証)を、なんども、な
んども、つぶさに見て、次の点を確認しました。

① 記帳台での手の位置
被害者が封筒を置いたとする手指の位置と煙石さんが払出表に書き込んだ手指の位置は交差していない。
煙石さんは封筒に触っていないのです。封筒を取っていないのです。

② 「防犯カメラの死角があるところで、お金を抜き取った。」と判決は述べているが
防犯カメラの映像には死角はない。
煙石さんが、ロビーとATMコーナーを移動する際の動作は9:22:51の1秒間以外、全て映っています。
防犯カメラの死角はありません。
時間的な死角もありません。
煙石さんがお金を抜き取った映像もありませんし、お金を抜き取る時間もありません。

③ 煙石さんが2度目に記帳台に近づいた時の、煙石さんが記帳台に手を置いた位置と、銀行の警備員が封筒を
取り上げた手の位置は交差していない。
煙石さんが記帳台の上に手を置いた位置と、警備員が封筒を取り上げた位置(封筒のあった位置)は全く異
なり、煙石さんが記帳台に封筒を置いたのではないことが明らかです。

④ 「煙石さんが着ていたシャツにはポケットがある」と検察が言って、検甲61号写真撮影報告書(平成25年9月20日)で示したシャツと防犯カメラに映っている煙石さんの後ろ姿の映像のシャツとは一致していない。
煙石さんが着ていたシャツにはポケットがない。

⑤ 防犯カメラの映像を、つぶさに見た県警の畠山刑事は、法廷での証人尋問の際、検事からの「犯人とおぼし
き人物が、盗んだものをどこかに隠したり、あるいは封筒の中から盗んだものを出したりするという様子は
写っていましたか。」の問いに、「ATMコーナー内の防犯カメラには、そういう状況ではなく、通帳記入する
状況が写されています。」と答えています。
煙石さんはATMコーナーで通帳記入だけしました。

Ⅱ 煙石さんには、お金を盗む動機はありません。

Ⅲ そもそも封筒にお金は入っていたのか?

今後の活動について 再録

最高裁判所 の審理結果を待つ。
裁判の傍聴はありません。
署名活動を行います。 2016.01.01 最高裁判所長官 寺田逸郎様宛
煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名  提出合計は1159枚、5320名となりました。
20160101 syomei

署名活動 煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い        別紙
署名用紙                                別紙
次の集約は、 2016年3月31日とします。
署名用紙は、 1枚添付しています。必要な方はコピーしてお願いします。
街頭でのチラシ配布、署名の訴え の行動を行います。
ニュースを発行します。 (会員には、逐次 動きをニュースでお知らせします)
HPの更新をします。  地裁判決文、控訴趣意書、控訴審の経過、高裁判決文、上告趣意書 の掲載。
煙石博ブログを発信します。
街頭行動などをYou Tube へUPします。
煙石博さんを励ます会 その都度、開催します。
その他、目的を達するための活動を行います。

煙石博さんのブログから
2016年1月15日  明けましておめでとうございます

皆様にご心配をおかけしたままに年が移り、新しい年が明けました。
年賀状では、多くの方からに励ましの添え書きを頂き、心強く思っております。
年賀状の添え書きの一部をご紹介します。

〇今年は是が非でも明るい扉が開きますように強く念じましょう!!何かしら歪みが巾をきかせるようになった日本社会を正すためにも。K様
〇私も会う人に、「煙石さんは冤罪ですから」とみんなに言っています。体に気をつけて下さいネ。Y様
〇大勢の支援者、必ずよい結果が生まれると信じて下さい。N様
〇暗闇の3年間!頑張り続けて!必ず!正義は、真実は、無実だと立証されます。頑張り抜こう!F様
〇大変ですが、負けずに頑張って下さい。M様
〇真実が明らかになります様に祈念申し上げます。Y様
〇今年こそは朗報が聞かれるよう頑張りましょう。T様
〇長い闘いですが、今年こそ無罪の判決を期待していますし、皆な確信しています。Y様
〇最高裁に期待しましょう。T様
〇青天白日 日々是好日 心より祈ります。K様
〇霧が晴れますように。どこまでも信じています。Y様
〇よく頑張っていらっしゃっています。どうか今後ともに体に気をつけてください。F様
〇世の中あちこちで変な裁判官の変な判決が行われているようです。慨嘆しています。D様
〇お体、大切に・・・一日も早く無罪判決が出ますように・・・H様
〇Mさんよりお話は伺いました。信じられません。頑張って下さい。F様
〇最高裁で良い判決が出るよう署名頑張っています。今年も飲みましょう。S様
〇本年こそ佳き年になります様、心からお祈り申し上げてをります。
皆々が知る新雪の白さかな     S様

その他にも多くの皆様から励ましのお言葉を頂き、ありがとうございました。
最高裁の沙汰がいつあるのか・・・とにかく最高裁では公正で良識ある正しい裁きを願うばかりの日々が続きますが、皆様のご支援に感謝しております。今後ともご支援よろしくお願い致します。

  煙石博さんへの励ましのお便り

○ Kさんから今回3枚15名分が届きました。彼女は十分理解しているので、ニュースの送付を不要だと言っています。
又、少しでも署名を集めるつもりだと言ってくれています。私の会社時代の友人です。
(広島市安佐南区の方から)
○ 何もお役に立てないのが心苦しいです。少しだけですが、周りの人にお願いした署名をお送りします。事情を話すと、みな進んで署名してくださいます。職場の方にも持って言って下さった方もいらっしゃり、それぞれ煙石さんの事を心配しておられました。
収集したまま使わなかった切手がありますので、同封いたします。お手間を取ると思いますが、活用して頂ければ幸いです。
(広島市安佐南区の方から)
○ 報告レターを受け取りました。このようにお仲間が資料を作成され、配布する作業は大変な努力がいることです。ご立派です!真実はひとつです!
最後まで、あきらめずにお仲間と共に無実を勝ちとって下さい。必ず、信じて前にすすんで下さいますことを・・・お祈りしています。微力ですが、クチコミで拡大しております。
(広島市中区の方より)
○ 先の通信で煙ちゃんの心情を拝読しました。
スタートでやや躓き、不利な戦局だったように見かけますが、支援者の力で少しずつ元気を回復し、闘いの原則に向かっているように思い、闘いの進展に期待する僕なども嬉しい限りです。
最高裁の差し戻し命令判決を引き出すための大きな闘いだと認識します。
ここにカンパを同封します。なんとしても勝利に向かって欲しいと言う願いを込めて、いくらかでも闘いの役に立てばという考えからです。
僕は、このところ忘年会などの宴会をパスするようにしています。日常的な、規則的な生活をしたいという思いからです。そんなわけで「浮いたお金」を寄付します。
(大阪府の方より)
○ 11月21日(土)高校の同窓会にて煙石さんにお会いし、事情をお聞きし、親族・知人に声をかけました。おかげさまで239名の方に署名を頂くことができました。
一日も早く無実が証明されることを願っています。
(廿日市市在住の高校同級生の方より)
○ 帰広しての支援活動に協力できないのが、申し訳なく思っています。会合がある度に署名用紙を持ち歩いておりますが、「あれだけの証拠資料があるのに、まだ無罪にならないのは納得いかない。恐ろしいことだ。」と怒りの声を上げています。
煙石さんの1日1日、1年1年が、どんなに無念で辛苦のものか、胸が苦しくなります。できることはあせらず、あなどらず、支援活動を続けることしかありませんね。
朗報を信じて、明日からも又頑張りましょう。
宗像退職教職員協議会、福岡県退教役員会のメンバーも応援してくれています。
署名11枚をお送り致します。よろしくお願い致します。寒さに向かいます。お身体にお気をつけて下さい。
(福岡県在住の高校同級生の方より)

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 への カンパ・寄付金 が 下記のように寄せられました。

ありがとうございます。
街頭チラシ印刷費、横断幕の制作費、ニュースの発送切手代 等々に使用します。
カンパ・寄付金 は、
(敬称略 煙石博さんの無罪を勝ちとる会 通帳に記載された順に12月16日から1月15日まで)
9名の方から、カンパ・寄付金 計 43,580円 が寄せられました。

煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い

「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
この集計した署名用紙は、最高裁での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
次の、締め切りは2016年3月末です。よろしくお願いします。

署名用紙は、⇒ 署名用紙 saikousai-syomei をクリックして印刷してご利用下さい。
                                煙石博さんの無罪を勝ちとる会

署名の送り先  〒730-0051 広島市中区大手町5丁目7-6
                   煙石博さんの無罪を勝ちとる会
以上。

2016年1月26日

2016年度総会 の告知

Enseki-news 041-20151216
2015年12月16日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です

煙石博さんの広島高裁での控訴審判決(不当な控訴棄却)が出てから1年経ちました。逮捕されてからは3年と67日が経っています。
現在、上告して最高裁判所で審理は継続しております。

煙石博さんの無罪を勝ちとる会の2016年度総会を 2016年1月21日 に開催します。

議題     主任弁護人の久保豊年弁護士の出席を得て 最高裁判所での審理について 上告趣意書の説明
         経過報告
         会計報告
        今後の活動
        役員選出
なお、総会の日時、場所、議案は後日送付します。
2015年12月16日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会 会長 佐伯 穣

煙石博さんのブログから  

2015年12月15日     振り返れば感謝、感謝、ただ感謝

たくさんの方の励ましのお陰で、真っ暗闇の3年間を頑張ってこれました。ありがとうございます。
振り返れば、広島地裁・高裁は、一般世間の常識では考えられない、非科学的で、合理性を欠いた奇妙な犯行ストーリーで、信じられない不当判決を下しました。初めから何が何でも有罪にという、真実と正義のひとかけらも無い、無茶苦茶で、あってはならない司法の現実を、私自身が被害者となって体験しています。検察官や裁判官は、崇高で神聖なる方々と思っておりましたのに、今は不信感を持つばかりです。何も悪い事をしていない私に対して、こんな事ができているということは、警察・司法によって、このような冤罪は、いくらでもできる、いや、行われてきた?証しではと思い、居ても立ってもおれない気持ちで、憤りと怒りが、火山のマグマのように、たまりにたまっています。
そもそも、私はお金を盗っていないのに、刑事らが、へ理屈にもならない、非科学的で奇妙な犯行ストーリーをでっち上げ、6万6600円を盗るはずのない私に濡れ衣を着せたもので、怒りは、日を経るほどに、ますますたかぶってきます。
とにもかくにも、今年は、寒い日・暑い日の街頭活動も3回、また、署名活動でも、この事件の真実を、クチコミで広く伝えてくださり、大変な力を頂きました。そうした皆様のご支援のお陰で、長い法廷闘争を闘ってこれました。心からお礼を申し上げます。
最高裁判所に上告して1年も返事が無いのは、慎重な審理をしてくれている証しと信じて、新しい年が、私にとっても、皆様にとっても、よき年となることを祈るばかりです。

師走の慌しさをしり目に、八つ手の花が静かに白い花を咲かせています。
    黄昏れて纏ふ(まとう)は孤独花八つ手      ひろし

よいお年をお迎えください。新年の句として――
    ふる里に冤罪人として迎春            ひろし
    雪冤(せつえん)を四度(よたび)祈れる初詣   ひろし
来年こそ良い年になりますように――。

フリージャーナリストの片岡健さんのレポートがネットに掲載されています
紹介します。
知的好奇心の扉 トカナ  http://tocana.jp/2015/11/post_8070_entry.html

煙石博さんへの励ましのお便り

○ 10月の街頭キャンペーンでは主人が参加させていただきました。
先般、国泰寺高校のクラス会があり、参加された皆様から署名をいただきました。
皆様、事件のことは知っておられ、どうしてこのような判決になったのか疑問に思っていて、署名をして下さいました。次回のとりまとめ日に間に合うよう、とりあえず送付させていただきます。

○ 国泰寺同窓生で放送部に入部していたMさんに署名をお願いしたところ同封のカンパをことづかりました。音楽のサークルに国泰寺出身者が多いということで署名を集めてくれたようです。どうぞよろしくご査収下さいませ。
皆様どうぞお体を大切に。良い結果がでますよう祈っています。
(広島市東区の方からの励ましのお便りです) 

○ 裁判資料を送付していただきました。読めば読むほど無実であることが理解できます。
世の中ほんとうに(大阪の放火事件)無実の人が長い間拘束されるという現実をヒシヒシ感じております。
ご健闘とご本人へよろしくお伝えください。お身体をご自愛くださいませ。
 (広島市中区の方からの励ましのお便りです)

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 への カンパ・寄付金 が 下記のように寄せられました。
ありがとうございます。
街頭チラシ印刷費、横断幕の制作費、ニュースの発送切手代 等々に使用します。
カンパ・寄付金 は、
( 煙石博さんの無罪を勝ちとる会 通帳に記載された順に11月16日から12月15日まで)
2名の方から寄せられました。
カンパ・寄付金 計 8,000円 でした。

煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い
 「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
 この集計した署名用紙は、最高裁での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
 次の、締め切りは12月末ですが、今後も署名活動は続けています。
 その次は、2016年3月末です。
 よろしくお願いします。

以上

2015年12月16日

最高裁判所で審理は継続しています

Enseki-news 040-20151123
2015年11月23日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です。

最高裁判所で審理は継続しています。

煙石さんは8月20日に上告趣意書補充書を、久保豊年弁護士は9月25日に上告趣意補充書を最高裁判所に提出しました。煙石博さんの無罪を勝ちとる会ではこれを受けて、10月20日に広島弁護士会館(新館)で世話人会議を開いて久保豊年弁護士から、最高裁判所での審理について報告を聞きました。

現時点での、最高裁判所での審理は

1 上告審とは、(Wikipedia から 定義を示します)

上告理由は控訴理由と比べ限定されており、刑事訴訟法によってそれぞれ以下の場合に限られている。
刑事訴訟の場合(刑事訴訟法405条)
判決に憲法の違反があること又は憲法の解釈に誤りがあること(1号)
最高裁判所の判例と相反する判断をしたこと(2号)
最高裁判所の判例がない場合に、大審院若しくは上告裁判所たる高等裁判所の判例又は刑事訴訟法施行後の控訴裁判所たる高等裁判所の判例と相反する判断をしたこと(3号)
また、刑事では、上告理由がなくても、法令の解釈に関する重要な事項を含むものと認められる事件については、上訴権者の申立てにより、自ら上告審としてその事件を受理することができる(刑訴法406条、刑訴規則257条~264条)。

上告審の性格及び上告審での審理
上告審の法的性格は法律審であり、原則として上告審では原判決に憲法違反や法律解釈の誤りがあるかを中心に審理される。
刑事訴訟においても、判決に影響を及ぼすべき重大な事実の誤認があって原判決を破棄しなければ著しく正義に反すると認めるときには、原判決を破棄することができる。
上告審が法律審であるとの性格から、原則として証拠調べを行うことはない。

上告審における裁判
刑事訴訟においては上告が不適法である場合には決定で上告を棄却する(刑事訴訟法414条、385条、395条)。上告に理由がない場合には判決で上告を棄却する(刑事訴訟法408条)。
上告審では「上告理由に当たらない」として上告が棄却される場合が多い。
上告が却下又は棄却された場合には、原判決が確定する。

2 10月20日の世話人会議での久保豊年弁護士の話から、

主任弁護人の久保豊年です。
この事件、ついに、最高裁の方で、審理を継続しております。

昨年の12月に上告審の申立てをしました。
通常のあっさりした事件であれば、だいたいそこから、半年ぐらいで、上告棄却という一枚の紙がポンとやって来ます。最高裁は、ほとんど判決期日を言わないで、いきなりやって来るのが普通です。
もう10月を過ぎていますけれども、まったく、その気配がありません。
ということから、上告趣意書補充書(煙石博)を8月20日、上告趣意補充書(久保豊年弁護士)を、9月25日に最高裁判所に提出しました。かなり精密に、詳細な補充書を提出しました。
最高裁の裁判官はご存知のように、15名います。それが、5名ずつ3部に分かれていまして、第1小法廷、第2小法廷、第3小法廷と、地方裁判所は1名、高等裁判所は3名ですが、最高裁判所になると5名と増えています。特に憲法判断とかになってきますと、15名全員が大法廷で、判決することになります。
本件は、小法廷(第2小法廷)で受付て審理を継続しています。
15名の裁判官は、かなり老齢でして・・。主な調査はその下に、裁判官がついているんです。若い人が。この人は調査官といいます。調査官の下で、記録を丁寧に読んでいます。勿論、最高裁の裁判官も読むと思いますけど、まず、丁寧に読んで、問題点等を全部、洗い出して、最高裁の裁判官に報告する。こいう手順をふんでいると・・言われています。

おそらく、今は、調査官の方で、本件について出された書面とか・・証拠関係を丁寧に、読んでいると、思います。何時、判決が下りるのか、よく判らないのが最高裁です。突然、やって来るものです。いつ頃になりますよとは・・・・申し上げられませんが、
長くかかれば・・なるほど・・期待がもてると。考えております

上告審の判決はどんなものがあるかについては。

上告棄却があります。上告棄却になりますと、負けです。こちらにとっては、負けです。つまり広島高等裁判所の判断は正しかった。ということですから・・これが、一番多いです・・・ネ。

破棄します。高等裁判所の判決を破棄します。
つまり、高等裁判所の判決は間違っている。従って、破棄します。そして、最高裁の方で、改めて、判断します。自判といいます。最高裁が自判すると、これもあることは・・あります。煙石さんの場合は、高等裁判所は有罪判決でしたので、有罪判決を破棄して、自判をして、無罪だと、最高裁判所が判断するということもあります。

高等裁判所に差し戻す、広島高等裁判所に本判決は差し戻すという判決。
それから、最高裁としては、高等裁判所の判断は、少し、あまい。証拠調べ等々、もう少し、ここを調べてみないと、高等裁判所の判断が有罪判決を出しているけど、あまいと・・審議が足りないと・・審議が不足していると・・いうことで、もう一度、審議をやり直せ、というのがあります。
最高裁判所は証拠調べをしないのです。普通の裁判所は真ん中に証人席がありますが、最高裁判所には証人席はないです。というのは、証拠調べをしないのです。証人尋問をしない。法律審・・・完全に・・憲法裁判所でもあるし、法律審でもあると、全国の裁判結果を統一するという立場にあります。
ということになっていますので・・証拠調べをしないのです。だから、広島高等裁判所の判断が少し、あまいなと・・審議が不足しているなと・思っても、自分で証人を呼んで調べる訳にはいかないのです。
高等裁判所に差し戻す、広島高等裁判所に本判決は差し戻すという判決を出すことがあります。
その場合、広島高等裁判所に事件は戻って来まして、広島高等裁判所の方で、足りないと言われたことについてやり直す。もしくは、補充をすると、いうことになります。そういうこともありますネ。
改めて、広島高等裁判所で審理をして、判決を出すことになります。
また、有罪判決になることもあります。別に、破棄、差し戻しになったと言って広島高等裁判所が無罪にする保障はありません。調べた結果、無罪ということもありますが、破棄・差し戻しとなりますと、可能性は、期待はふくらみますよネ。広島高等裁判所の判断は間違いだったと、ですから。期待もてる判決です。

3 上告趣意書では、

上告審は、判決が憲法に違反していますか?・・とか、過去に出ている最高裁判所の判例に違反していますか?・・とかが、主たる審議対象なのですので、上告趣意書では、勿論、証拠のことを触れていますが、むしろ過去の最高裁判例のことを中心に書きました。過去にどんな最高裁判例があったかと言いますと、『人を有罪にする場合には、証拠がないといけない。』当たり前ですよね。それらの証拠を集めて、有罪にするという手法なんですが、マイナスの証拠もあるんじゃないですか? この人は犯人では無いじゃないですか? という証拠もあるんです。「それを有無を言わさず、覆すことが出来ないと認定をしなくてはいけない。」こういうふうに最高裁は言っているんです。
ある人を有罪にするというのは、大変な作業なんです。ある一定の先入観を持ってしまうと、非常に危険なんです。本件の先入観は何かと言いますと、『この記帳台に近づいたのは煙石さんだけ、こういう先入観なのです。「じゃー煙石さんしか、いないのじゃないの」』というのが危険なことになるんです。上告趣意書は過去の判例を照らして、この証拠だけで煙石さんを犯人と認定するのは、判例違反だよ。と書いています。

第1 昭和48年12月13日 最高裁判所第1小法廷判決
放火事件で、犯行と被告人との結びつきに関する原判決の事実認定に不合理な点があるとして、原判決を破棄し無罪を言い渡した事例
第2 平成21年4月14日 最高裁判所第3小法廷判決
強制わいせつ被告事件で、被害者とされた者の供述の信用性を全面的に肯定した第1審及び原判決の認定が是認できないとして、無罪を言い渡した事例
第3 平成22年4月27日 最高裁判所第3小法廷判決
殺人、現住建造物等放火被告事件で、公訴事実について間接事実を総合して被告人を有罪とした第1審判決及びその事実認定を是認した原判決に、審理不尽の違法、事実誤認の疑いがあるとして破棄さし戻しを言い渡した事例

を上げ、そして、憲法31条にいう無罪推定原則に反する誤りがあり、最高栽の職権で破棄する理由がある
と、しています。 (詳細は、ホームページの 上告趣意書を参照下さい。)

煙石博さんへの励ましのお便り

○ 神戸地方は昨日から冷え込み、やっと秋らしくなってきました。
学生時代に、岩波新書の「誤った裁判」(八つの刑事事件)上田誠吉著を読んだことがあります。読後感は「難しい司法試験を合格した裁判官が、こんなにいいかげんな判決をするのか」と憤ったのを覚えています。
当日いただいた文書を読んで、「疑わしきは被告人の利益に」=「疑わしきは罰せず」という刑法の一大原  則が全く無視されているあまりにもひどい判決と言わざるを得ないという感想をもちました。
今回の冤罪事件も「誤った裁判」が刊行された時代とまったく変わっていなく、いまだにこんな冤罪がまかり通っているのかと義憤にかられました。
退職してはや6年、もう人脈も乏しくなりましたので、多数の署名は集められませんでしたが、とりあえず第一便を同封します。頑張って下さい。
上京し、大学のクラス会に参加しました。7名の級友が署名してくれましたので同封します。頑張って下さい。
(兵庫県神戸市の方からの励ましのお便りです)

○ 煙石兄 ごぶさたしています。
最高裁の段階、その後動きがないとすれば、慎重に審理してくれているものとして、結果が良い方向に出ればとひたすら願います。
煙石兄の長期にわたる心労、その心中をお察し申し上げますが、世の中の大多数は味方だと信じられますように。
私が、最近の判例として心に残っているものに、大阪母子殺人事件で逮捕された父親が、1審無期、2審死刑が、最高裁で差し戻し無罪となった事件です。
テレビでふと耳にとめただけで日時も内容もよく分かりませんが、その時、深く心に残った判決文の一部に「状況証拠で矛盾なく説明出来るというだけで有罪には出来ない。」という判決文でした。
煙石兄の場合、唯々被害者と称する親子の「封筒の中には、お金が入っていた」とする証言陳述のみを根拠として組み立てられたこの事件の立件、それをそのまま通した1審・2審の判決、それをどうにか打ち破ることが出来ればと切に思います。
ではでは、寒さに向かう折柄、くれぐれもご自愛(心身共に)のほどを。
(広島県広島市の方からの励ましのお便りです)

煙石博さんのブログから

2015年11月16日 怒りの日々「 納得ができません」

私はお金を盗っていないのに、広島地裁・高裁で有罪にされたのは絶対納得ができません。
お金を盗ろうと思う人は、まず、封筒ごと全部盗って、そのまま持って帰ります。また、お金だけを抜いて証拠となる封筒と、誰が忘れたかがすぐにわかる、税金の納付書だけを、記帳台までわざわざ戻って、元あったところに戻したりしません。封筒には指紋もつくし、そんな証拠を残して帰りません。

実際に封筒や納付書にも私の指紋はついていません。銀行ロビーは狭いロビーで、客も町内会の人が、目と鼻の先という至近距離で店内にいたし、銀行員も十数人いて、こちら向きに仕事をしている人も多く、衆人環視の中で6万6600円ものお金はとれません。さらに、店内には防犯カメラがあちこちについているようで、それがどこについているか分からないし、目立たないところにも防犯カメラはあるだろうと思うので、お金はとれません。しかも防犯カメラの映像には私がお金をとっている映像は、全くありません。
証拠がないのに地裁・高裁で有罪にされたのは絶対納得ができません。日本国憲法の「基本的人権の尊重」を守れない人達に「私の人権を返せ!私の人生を返せ!」と叫びたい毎日です。

ところで、そんな悔しさ・怒りを背負って、3年前の10月11日より時間は止まったまま、今年も11月2日に誕生日を迎えました。
そういえば30歳前後の事をアラサーとか、40歳前後の事をアラフォーと言っていたのはいつの頃だったか・・・最近は、そんな言葉を聞かなくなりました。アラサー・アラフォーなどと言っていた時代は、私が定年前の還暦まぢかの頃だったような・・・そういえば、その頃「アラサー・アラフォーに負けない。私はアラカン!!嵐寛寿郎ではない。還暦まぢかのアラカンです。」と放送で喋っていました。
今年、誕生日を迎えて、嘘じゃろう69歳、古稀が近い・・・つまり「アラ古稀」?・・・じゃぁ、いまひとつおさまりがよくないかなぁ。
歳はとりたくない。そうだ、私には、誕生日はもう無いと思おう・・・。年に一度の誕生日からは逃げるが勝ち。それよりも、朝、目覚めた時が誕生、そして1日を生きる「一日一生」。 夕べには、今日の日に感謝して酒を酌もう。「一日一升」? いやいや「一日一生」今日の日に感謝。合掌。

秋深し隣も酒を酌む人ぞ       ひろし   ?どこかで聞いたような 

覚え無き罪背負はされ神の留守    ひろし

風に立つ我へ怒涛の鰯雲       ひろし

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 への カンパ・寄付金 が 下記のように寄せられました。

ありがとうございます。
街頭チラシ印刷費、横断幕の制作費、ニュースの発送切手代 等々に使用します。
カンパ・寄付金 を 寄せられました方は、
(敬称略 煙石博さんの無罪を勝ちとる会 通帳に記載された順に10月16日から11月15日まで)
3名でした。
カンパ・寄付金 計 18,000円 でした。

煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い

 「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
 この集計した署名用紙は、最高裁での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
 次の、締め切りは12月末です。

  よろしくお願いします。
                          以上。

2015年11月23日 | カテゴリー :

最高裁判所で闘っています

Enseki-news 039-20151023
2015年10月23日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

煙石博さんは無実です。
最高裁判所で闘っています。

上告趣意補充書(主任弁護人久保豊年弁護士)を提出しました

煙石博さんは、昨年(2014年)の12月11日控訴審の判決(控訴棄却)を不服として即刻、最高裁判所に上告しました。そして、上告趣意書を2月18日に最高裁判所に提出しています。最高裁判所は、平成27年(あ)第63号   窃盗被告事件   最高裁判所 第二小法廷 として受付・受理しています。最高裁判所では、裁判官の下で調査官が記録を丁寧に読んで、勿論、最高裁の裁判官も読むと思いますけど、まず、丁寧に読んで、問題点等を全部、洗い出しているところでしょう。今のところ、反応はありません。上告趣意書で、言い足りなかった点を「上告趣意書補充書」を8月20日に最高裁判所に提出しました。

そして、新たに、防犯カメラの映像を見ました。

「煙石さんが二度目に記帳台に手を置いた時に、現金を抜いた封筒を記帳台に戻した」と、判決は述べていますが、煙石さんが記帳台の上に手を置いた位置と、警備員が封筒を取り上げた位置(封筒のあった位置)は全く異なり、煙石さんが記帳台に封筒が置いたのではないことが明らかになりました。この点を、上告趣意補充書(主任弁護人久保豊年弁護士)を9月25日に最高裁判所に提出しました。

以下、「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」が作図した絵で説明します。

============================================================

平成27年(あ)第63号 窃盗被告事件
上告趣意補充書
                                    平成27年9月25日
最高裁判所第二小法廷 御中
                          被告人 煙石 博
                          弁護人 久保 豊年 印 

上記被告人に対する窃盗被告事件について、上告の趣意を以下のとおり補充する。

第Ⅰ 防犯カメラの映像上被告人が封筒に触れた映像が無いこと

1 防犯カメラの映像上、被告人が封筒に触れた映像が存在しないことについて、以下の通り補足する。
2 防犯カメラの映像において、記帳台の机上の用紙立てによって客観的な位置関係の比較ができ、これについて、被告人と、封筒を取り上げた警備員の動きを比較すると、被告人が手を置いた位置は用紙立てに隠れていないが、警備員が封筒を取り上げた位置は明らかに用紙立ての陰から取り上げている。
3 また、添付資料のとおり、同じ時点の二地点の防犯カメラの映像を対照し、その映像上の被告人と警備員の手先の位置関係を座標に落として分析すると、両者の手先の位置が全く重ならないことが明らかである。
4 したがって、被告人が記帳台の上に手を置いた位置と、警備員が封筒を取り上げた位置(封筒の あった位置)は全く異なり、被告人が記帳台に封筒が置いたのではないことが明らかである。
上告趣意書(弁護人提出にかかる平成27年2月19日付書面の17頁等)においても、防犯カメラの映像上被告人が封筒に触れたという映像は存在しないことを指摘しているが、上記の点も踏まえるとこのことは一層明らかというべきである。

以 上

添付資料

 1 防犯カメラ映像分析資料

久保豊年弁護士の上告趣意補充書を画像にて説明します。

                        ( 制作 煙石博さんの無罪を勝ちとる会 )

久保豊年弁護士が9月25日最高裁に提出した上告趣意補充書の添付資料(防犯カメラ映像分析資料から)

「煙石博さんがお金を抜き取った封筒を記帳台に戻した。その封筒を銀行の警備員は記帳台から拾い上げ窓口の

受付銀行員に渡した」と控訴審の広島高裁裁判長は述べていますが、

煙石さんが記帳台の上に手を置いた位置と、

警備員が封筒を取り上げた位置(封筒のあった位置)は全く異なり、煙石さんが記帳台に封筒が置いたのではな

いことが明らかであることを、防犯カメラの映像から見つけました。

 煙石博さんの無罪を勝ちとる会で、防犯カメラの映像から、作図してみました。

 防犯カメラの映像のカメラ6(画像右方向から)とカメラ9(画像下方向から)の映像を、記帳台を中心に、煙石博さんと警備員の手の位置を重ね合わせました。

客観的な位置の比較として、記帳台中央に用紙立てがありますが、カメラ9(画像下方向からの映像)だけでもそれぞれの手の動き・手の位置が確認でき、煙石さんの手の動き・手を置いた位置は用紙立てに隠れていませんが、警備員が封筒を取り上げる手元の様子は、明らかに用紙立ての陰に隠れて見えません。

また、1秒に1枚ごとのカメラ6の映像とカメラ9の映像を重ねて、被告人の手の動きと、警備員の手の動きを座標に落とすと、それぞれの手の軌跡が分かりやすくなりました。

me-ookou-2012.9

煙石さんが2回目に記帳台に近づいた映像から、煙石さんが記帳台に置いた手の位置は。

9:23:22~ 9:23:38
被告人、相談窓口付近で雑誌を両手で持ち、めくる

me-1-092322

9:23:39~ 9:23:45
被告人、雑誌をめくり終わり一歩下がって立つ

me-2-092339

9:23:46
被告人、右手を左胸に約2秒当てる(当てているだけ)

me-3-092346

9:23:47
当てているが、封筒らしきものは映っていない。被告人、記帳台に近づく

me-4-092347-

9:23:48
被告人、記帳台に右手を置く

me-5-092348

9:23:49
被告人、記帳台に右手を置いたまま、電光掲示板を見る

me-6-092349

9:23:50 ~ 9:24:02
被告人、記帳台に右手を置いたまま、電光掲示板を見る

me-7-092350

9:24:03
被告人、記帳台から離れる

me-20-092403

警備員が封筒を取り上げた位置(封筒のあった位置)は。

9:24:05 ~ 9:36:05
被告人が記帳台から離れて、この間 約12分間、記帳台には誰もふれず

me-22-092405

9:36:06
12分後、警備員、一礼し、ロビーへ

me-23-093606

9:36:07
警備員、すぐに何かに気付く !

me-24-093607

9:36:08
警備員、記帳台に近づく

me-25-093608-

9:36:09
警備員、白い物体(封筒)を取る

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9:36:10
警備員、白い物体(封筒)を取り上げる

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9:36:13
警備員、封筒の裏表を確認しながら窓口へ

me-30-093613

9:36:14
警備員、窓口の女性行員に近づく

me-31-093614-

9:36:15
警備員、窓口の女性行員に封筒を手渡す

me-32-093615

9:36:16
警備員、窓口の女性行員に封筒を手渡し、離れる

me-33-093616

これで判るように、煙石さんが記帳台の上に手を置いた位置(青色で示しています)と、警備員が封筒を取
り上げた位置(封筒のあった位置緑色で示しています。)は全く異なり、煙石さんが記帳台に封筒を置い
たのではないことが明らかであることが判明しました。
裁判長は「封筒を戻した」と言っていますが、煙石さんが記帳台の上に手を置いた位置と、警備員が封筒を
取り上げた位置(封筒のあった位置)は全く異なっており、煙石さんが記帳台に封筒を置いたのではないこ
とが明らかです。

煙石さんは封筒を戻していないのです。

煙石さんは封筒を盗っていないのです

 

煙石博さんへの励ましのお便り

○ 少しずつ寒さの増すこの頃ですが、おかぜ等お召しになっていないでしょうか。
 煙石様には思いもかけぬアクシデントに、おあいになり、この世には計り知れない、しかも突然の不幸がお
 そってくるものだと、私共も運命のおぞましさを痛感せずにはおれません。
 私共は煙石さんの無実を信ずる意味でこう思いたいのです。つまりここ迄来られた過酷なご体験は、この先
 待っている「無罪」のための一行程であったのだと!!
 この先、起きるかも知れない“冤罪”をかけられた方たちへの、力強い、心から出た真実の手を差し伸べら
 れる救い主の様な存在に煙石さんはなられるのではないか?と。
 マスコミ・報道で又、元気にご活躍していただけたら私共もどんなにか嬉しく思います。
 とにかく1日でも1秒でも早く「無罪」判決が下りて、青い空や花々のほほえみ、ひとびとのほほえみを満
  喫して下さい!!心より祈念しております。
 ではどうかお身体をお大切になさって下さいませ。もう少しの辛抱、どうぞがんばって下さい。
(広島県の方からの励ましのお便りです)

○ あれからもう3年たったのですね。
 もう3年といっても、煙石さんにとっては長い長い、苦しい3年と思います。心が痛み、怒りを覚えますが、
 あきらめず頑張りましょう。
 本通りでの行動、今回も帰広して協力できませんが、こちらで署名活動をさせていただきます。
 6枚お届けいたします。
 季節の変わり目、お身体にお気をつけ下さい。
(福岡県の方からの励ましのお便りです)

煙石博さんの無罪を勝ちとる会 への カンパ・寄付金 が 下記のように寄せられました。

ありがとうございます。
街頭チラシ印刷費、横断幕の制作費、ニュースの発送切手代 等々に使用します。
カンパ・寄付金 は、
(敬称略 煙石博さんの無罪を勝ちとる会 通帳に記載された順に9月16日から10月15日まで)
 2名の方から、
カンパ・寄付金 計 15,000円 でした。

最高裁判所長官 寺田逸郎様 宛
「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」143枚・640名分10月15日に提出。
提出合計は1016枚、4701名となりました。

煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い

 「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
       この集計した署名用紙は、最高裁での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。
       次の、締め切りは12月末です。

     よろしくお願いします。

以上。

2015年10月23日

私の冤罪 どうして

Enseki-news 038-20151015
2015年10月15日
煙石博さんの無罪を勝ちとる会
http://enseki.noor.jp/

私の冤罪 どうして
            無実の訴え 耳貸さず「やったやろ」

2015年10月15日 朝日新聞記事・digital.asahi.comから。 詳細は後述、
朝日新聞記事は。(下記をクリック下さい。)

2015年10月15日 朝日新聞記事

煙石博さんの事件と全く同じ経過です。
煙石博さんは、不当に逮捕された日から3年目の10月11日に、広島市中区本通りの商店街で「私は無実です」と、訴え、署名の協力をお願いしました。

20151011 enseki

  (広島市中区本通り)

『 私くし、中国放送の元アナウンサー煙石博です。 私は3年前のちょうど今日、10月11日に、広島県警南警察署に、6万6千6百円を盗ってもいないのに、盗ったとされまして、証拠も無いのに、逮捕状の提示もすることなく逮捕され、南警察署の留置場に28日入れられました。 その後、1年、広島地裁で裁判をし、 広島高裁でも また、1年、裁判をしましたが、信じられません。 盗ったとする、証拠も無いのに、懲役1年・執行猶予3年という、不当な判決を受けました。 こんなことは、有っては、なりません。これは、私だけの事ではありません。私に起きたことは、あなたに、あなたの愛する人、家族に、そして、友人・知人の身の上にも、いつでも起こりえることです。そういう、大変なことだと思います。他人ごとではない。明日は我が身と・・、立ち上がってくれた、私の先輩、友人・知人が、皆様方に、私のような、冤罪者が・・・、皆様方に出ないことを願って、チラシをお配りしております。そして、署名にもご協力をお願いしております。 』

本日の、「煙石博さんの無罪を勝ちとる会」HP のブログに書き込んでいます。
http://enseki.noor.jp/?p=2110

2015年10月15日    街頭行動ありがとうございました

行楽の秋、色々とお忙しい中、3回目の街頭行動に多くの皆様が、貴重な時間をさいてかけつけて下さり、ありがとうございました。
今回は、10月11日に逮捕されてちょうど3年になるということで、日にちを決めましたが、当日が日曜日で、人通りも多かった事も幸いし、多くの方々にチラシを受け取って頂き、署名もこれまでの街頭行動の中で一番多く集まりました。立ち止まって熱心に訴えを聞いて下さる方、「頑張って下さい。」と励まして下さる方、いったん通り過ぎて、わざわざ引き返して署名をして下さる方等、これまでよりたくさんの方が、関心を持って下さり、手応えを感じました。
また、地裁・高裁では、月々の法廷の傍聴に来て下さった皆様の励ましで、希望と勇気を頂いてきましたが、最高裁へ上告後は、月々の法廷もなく、ただ、闇夜の中で、正しい沙汰を願いながら、それがあるかどうかも怪しき不安の内に日々を送っている状態が続いていました。
そうした中、先日の街頭行動に集まって下さった皆様の励ましのお顔と声に接し、私だけでなく、家族にもこれからの希望と勇気を頂きました。
心からお礼申し上げます。今後ともよろしくお願い致します。
                                    煙石 博

 朝日新聞の記事によれば、「 裁判のやり直しになった大阪府内の男性(72)が冤罪(えんざい)を見逃した責任は警察と検察、裁判所にあるとして、国と府に賠償を求める訴えを近く大阪地裁に起こす。逮捕から7年、男性は16日の再審判決でようやく無罪になる見通しだ。しかし、刑事司法のどこにどんな誤りがあったのかを正さなければ、この事件は終われないと思い定める。」としています。

煙石博さんは無実です。
最高裁判所に上告して、闘っています。
「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。

以下は、2015年10月15日 朝日新聞記事 
私の冤罪 どうして
      無実の訴え 耳貸さず「やったやろ」
          強姦一転無罪へ、なぜ私は冤罪に 72歳が国を提訴へ

 10代女性への強姦(ごうかん)罪などで服役中に被害証言はうそと判明し、裁判のやり直しになった大阪府内の男性(72)が冤罪(えんざい)を見逃した責任は警察と検察、裁判所にあるとして、国と府に賠償を求める訴えを近く大阪地裁に起こす。逮捕から7年、男性は16日の再審判決でようやく無罪になる見通しだ。しかし、刑事司法のどこにどんな誤りがあったのかを正さなければ、この事件は終われないと思い定める。

強姦事件の再審始まる 検察側が無罪主張 大阪地裁
 男性は2004年と08年、当時10代の女性に自宅で性的暴行を加えたとする強制わいせつ1件と強姦2件の罪に問われた。09年の大阪地裁判決で「醜悪極まりなく、齢(よわい)六十を超えた者の振る舞いとも思えぬ所業」とされ、懲役12年に。最高裁が11年に上告を退けて確定し、服役した。
 だが昨年9月、弁護人が女性から「被害はうそ」と告白を受けて再審請求。大阪地検は当時の診療記録に「性的被害の痕跡はない」と書かれていたのを確認し、11月に男性を釈放した。今年8月に地裁で始まった再審公判で、検察側は「虚偽を見抜けず服役を余儀なくさせた」と謝罪し、自ら無罪判決を求めた
男性は今回起こす国家賠償請求訴訟で、自宅に第三者がいる状況で被害を受けたとする女性の証言の不自然さや、自身の疾病で性行為は難しいといった説明が捜査段階の取り調べで考慮されなかったと主張する。
 さらに公判段階でも、冤罪を裏付ける証拠となった診療記録の取り寄せを弁護人が控訴後に求めたのに、検察は安易に「存在しない」と回答したと指摘。二審・大阪高裁も、当時の受診状況を確認するために求めた女性と母親への証人尋問を認めず、一審の一方的な判断を漫然と支持したと批判。予断を持たずに捜査と審理を尽くしていれば、冤罪は防げたと訴える。
 弁護人の後藤貞人(さだと)弁護士は「性犯罪の被害者の証言を疑えということではない。真実を見抜く力など誰にもないからこそ、無実の訴えがあれば、できる限り調べるのが捜査機関や裁判所の務めだ」と指摘。「なぜ、それが尽くされなかったのか。訴訟で問題点を探り出し、冤罪防止につなげたい」と話す。

男性は今月1日、朝日新聞の単独インタビューに初めて応じ、提訴を決めた心境を語った。

「無実の人間にどれだけの被害を与えたか。警察官、検察官、そして裁判官にもわかってほしい」

08年9月、大阪府警の刑事ら3人が突然、自宅にやって来た。その場で逮捕されて警察署へ。10代女性への性的暴行の容疑がかけられていると初めて知った。「まったく理解できなかった」
 警察の取り調べに否認を続けた。男性刑事の言葉は「やったやろ」「覚えてないなら教えたるわ」と次第に荒っぽくなったという。検察の取り調べでは、被害証言の矛盾を訴えた。しかし、女性検事は「絶対許さない」と一切取り合ってくれなかったという。
 無罪主張は三審に及ぶ裁判でも退けられ、服役を余儀なくされた。月1回、大阪から大分刑務所(大分市)へ面会に来てくれる妻だけが心の支えだった。
 懲役12年。その途中、6年2カ月の不当な拘束を経て自由の身になった後も苦しみは続いた。生涯の仕事として25年間勤めた電気設備会社に復職を求めたが、拒まれた。近所で知り合いに会っても、どこかよそよそしい空気を感じる。
 16日の再審判決で無罪が言い渡されても、その思いは晴れない。名誉は完全に回復できず、失った時間も取り戻せないからだ。「せめて国賠訴訟で冤罪の原因を突き止めたい。二度と同じような思いをする人が出ないように」と願う。(阿部峻介)

■強姦再審事件の経過

 2008年9月 大阪府警が10代女性の告訴を受け、男性を強制わいせつ容疑で逮捕。大阪地検は同罪で起訴

2008年11月 地検、同じ女性への強姦罪2件で追起訴

2009年5月 大阪地裁、懲役12年の判決

2010年7月 大阪高裁、男性側の控訴棄却判決

2011年4月 最高裁、男性側の上告棄却決定

2014年9月 男性の弁護人が女性から「被害はうそ」と告白を受け、地裁に再審請求

2014年11月 女性に「性的被害の痕跡なし」とする診療記録があったとして、地検が服役中の男性を釈放

2015年2月 地裁が再審開始決定

2015年8月 再審初公判で検察が謝罪、無罪判決求める

2015年10月16日 再審判決で無罪の見通し

 煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名のお願い
「煙石博さんの上告審の公正な裁判を求める請願署名」を取組んでいます。
この集計した署名用紙は、最高裁での審理に応じて、最高裁判所長官に提出します。

以上。

2015年10月15日