思い出せば…怒り!怒り!!怒り!!!その3 逮捕された日

2016年11月1日 思い出せば…怒り!怒り!!怒り!!!その3 逮捕された日

 突然やって来た刑事に、“金を盗った”と決めつけられた事実無根の言いがかりで、激しいやりとり。その後、B刑事は携帯電話に向かって「11時30分、逮捕する。」と言って逮捕状の呈示もなく、強引に逮捕しようとしました。

 私は全く身に覚えがないので、連れて行かれる事に抵抗して、行くまいと思っていました。すると、刑事は手錠だけ出して見せ、「近所の手前もあるから、手錠はかけない。」と言って、家から連れ出そうとしました。今思うと、私はお金を盗っていないし、やましい事は無いので、手錠をかけられるのはおかしいし、近所に人気(ひとけ)はないので手錠の事を気遣ってくれるのも変だなと思いました。
 私は、刑事がとんでもない事を言うので、妻に「すまんが一緒に来てくれ。」と頼むと、刑事は「奥さんは車に乗せるわけにはいかない。」と言って同行を拒否したので、「わしは車に乗って行くが、あんたは自転車に乗って南署に来てくれ。」と妻に頼みました。南署は自転車で5分もかかりません。私は気が動転したまま、無理矢理車に乗せられ、南署に連行されました。(刑事はパトカーではなく、ワゴン車?に乗って来ていました)
 南署にはすぐに到着し、その時に手錠をかけられたと思いますが、そのまま南署内の別棟の2階の取調べ室に連れて行かれました。この時確か、2階の事務所の人前を通りましたが、手錠をかけられた姿で通る事が、屈辱的だった記憶が残っています。
 取調べ室に入って、すぐに私は「妻を呼んで下さい。」とA刑事に頼みましたが、「ダメだ。」と一蹴され、名前、生年月日等を聞かれて、何か調書に書かれたりしたように思います。そして、「『防犯カメラの映像に、盗ったところが映っている』とあなたが言って、ここへ連れて来たのだから、証拠の映像を見せて下さい。」と何回も頼みましたが、聞いてもらえず・・・。しばらくして、A刑事が「報道(マスコミ)は来とるかっ?!」と大声で外に向かって言ったので、「私は犯人ではないのだから。まだ容疑者なんだから、マスコミにはまだ発表しないで、よく調べてからにして下さい。」と懇願しました。しかし、A刑事はそれも無視して「マスコミはニュースを欲しがっとるんじゃ。わしが言うのをそのまま、たれ流すんじゃ!!」と言いました。・・・何ということ?!マスコミを馬鹿にしている許しがたい発言だと思い、腹立たしく感じ、同時に、私が元放送局の局アナだっただけに悔しい思いをしました。

 私はお金を盗ってもいないのに、結局、テレビでは当日、新聞では翌日、大きく報道された事を家族との面会で知りました。・・・次回に続く・・・

煙石 博

2016年11月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : masayukien